投稿とうこうされた写真しゃしんには破壊はかいされた劇場げきじょうとみられる建物たてものが写うつされています。

今いまのところ詳くわしい状況じょうきょうは分わかっていませんが、クレバ外相がいしょうは「数すう百ひゃく人にんが避難ひなんしていた劇場げきじょうが攻撃こうげきされた。ロシアの戦争せんそう犯罪はんざいを止とめてほしい」などと訴うったえています。

これに対にたいしてロシア国営こくえいのタス通信たすつうしんは、「ロシアはこの日ひ、マリウポリに対にたいして空爆くうばくはしておらず、ウクライナ側がわが劇場げきじょうを爆破ばくはした」と報ほうじ、ウクライナ側がわの主張しゅちょうを否定ひていしています。

バイデン大統領だいとうりょうは「市民しみんを攻撃こうげきする航空こうくう機きやヘリコプターを防ふせぎ、ウクライナ上空じょうくうを防衛ぼうえいするためだ」として、ウクライナに新あらたに無人むじん機きや防空ぼうくうシステムを供与きょうよすると明あきらかにしました。

ホワイトハウスによりますと、新あらたな軍事ぐんじ支援しえんには、対空たいくうミサイルシステム「スティンガー」800基きや、無人むじん機き100機きなどが含ふくまれるということです。

国際こくさい司法しほう裁判所さいばんしょの訴訟そしょうには当事とうじ国こくの同意どういが必要ひつようで、今回こんかいロシアはその意思いしを示しめしていませんが、裁判所さいばんしょは暫定ざんてい的てきな命令めいれいには法的ほうてき拘束こうそく力りょくがあるとしています。

命令めいれいには15人にんの裁判官さいばんかんのうち13人にんが賛成さんせいし、ロシアと中国ちゅうごくの裁判官さいばんかんが反対はんたいしました。

この中なかで、オフシャンニコワさんは今回こんかいの軍事ぐんじ侵攻しんこうで、かつてロシア南部なんぶのチェチェン共和国ちぇちぇんきょうわこくで続つづいた紛争ふんそうの記憶きおくが鮮明せんめいによみがえったとしたうえで「ウクライナの人々ひとびとがどのような目めに遭あっているかを感かんじ、理解りかいできた」と話はなし、みずからの経験けいけんから突つき動うごかされた行動こうどうだと述のべました。

そしてロシア国内こくないの多おおくの人ひとたちがあとに続つづき、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうに抗議こうぎの声こえをあげることに期待きたいを示しめしました。

ロシアの金融きんゆう機関きかんや企業きぎょうがかつてない圧力あつりょくに直面ちょくめんしているとした上うえで、今後こんご、ロシア経済けいざいの構造こうぞう改革かいかくを進すすめ、それによる市民しみんへの影響えいきょうを抑おさえる対策たいさくを取とるよう関係かんけい閣僚かくりょうらに指示しじしました。

ロイター通信ろいた-つうしんは一連いちれんの攻撃こうげきで3人にんが死亡しぼうし、5人にんがけがをしたと伝つたえています。

声明せいめいによりますとサリバン補佐ほさ官かんはロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうは不当ふとうだとして同盟どうめい国こくなどと緊密きんみつに連携れんけいしながら、ロシアに代償だいしょうを科かしていくとした上うえで、ウクライナの主権しゅけんを守まもるため支援しえんを続つづけていくと伝つたえたということです。

さらにサリバン補佐ほさ官かんはロシアが真剣しんけんに外交がいこうに取り組とりくむ考かんがえがあるのなら攻撃こうげきをやめるべきだと伝つたえるとともに、ロシアが化学かがく兵器へいきや生物せいぶつ兵器へいきの使用しようを決定けっていした場合ばあい、重大じゅうだいな結果けっかをもたらすと警告けいこくしたとしています。

一方いっぽう、ロシアの安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎの発表はっぴょうでは会談かいだんはアメリカ側がわの提案ていあんで行おこなわれたとした上うえで

パトルシェフ書記しょきはアメリカ政府せいふがウクライナに対にたいして兵器へいきの供給きょうきゅうなどの軍事ぐんじ支援しえんを続つづければ、さらなる緊張きんちょうを招まねくと警告けいこくしたとしています。

またロシアとウクライナとの停戦ていせん交渉こうしょうについて速すみやかな解決かいけつに向むけてアメリカ政府せいふとしてウクライナ側がわに影響えいきょう力りょくを行使こうしするよう求もとめたとした上うえで米べいロ両国りょうこくが引き続ひきつづき連絡れんらくを取り合とりあうことで一致いっちしたとしています。

会合かいごうでは共同きょうどう宣言せんげんが発表はっぴょうされ「ロシアの侵略しんりゃく戦争せんそうを最もっとも強つよいことばで非難ひなんする」としたうえで、即時そくじにウクライナから軍ぐんの撤退てったいを求もとめるとしています。

そして、各国かっこくの議会ぎかいが政府せいふと緊密きんみつに連携れんけいし、外交がいこう的てき手段しゅだんによる平和へいわの回復かいふくや、継続けいぞく的てきな安定あんていの確保かくほを目指めざすとしています。

この中なかでクラフチェンコ氏しは、改正かいせい法ほうはわずか1日にちで成立せいりつしたと指摘してきし「ロシアでの情報じょうほうが広ひろがらないように緊急きんきゅうに止とめる必要ひつようがあった」と述のべ、先月せんげつ24日にちの侵攻しんこう開始かいし以来いらい、国内こくないでも非難ひなんや抗議こうぎの声こえが広ひろがっていることへの政権せいけんの不満ふまんと焦あせりの表あらわれだと指摘してきしました。

そして「ロシアの人々ひとびとが口くちを閉とざし、SNSやメディアで戦争せんそうの話題わだいについて議論ぎろんしないように脅おどしたいのだ。水面すいめん下かで聞きこえてくる良識りょうしきある声こえを孤立こりつさせる必要ひつようがあり、堂々どうどうと『戦争せんそう』を『戦争せんそう』と発言はつげんし『これは犯罪はんざいだ』という人ひとを取り締とりしまることが当局とうきょくにとり有益ゆうえきな手段しゅだんなのだ」と指摘してきしました。

また、クラフチェンコ氏しは「この法律ほうりつは間違まちがいなく恣意しい的てき（しいてき）に適用てきようされる。著名ちょめい人じんやビジネスマンなどが刑事けいじ訴追そついされれば、人々ひとびとは『私わたしも危険きけんだ』と恐おそれるようになる。数かず百ひゃく件けんの刑事けいじ訴追そついがあれば、数すう千せん万まん人にんを脅おびやかすのに十分じゅうぶんだ」と述のべ、政権せいけん側がわが反戦はんせんを訴うったえる人ひとたちに重おもい刑事けいじ罰ばつを科かして弾圧だんあつを強つよめることに懸念けねんを示しめしました。

一方いっぽう、クラフチェンコ氏しは、独立どくりつ系けいメディアを支援しえんする立場たちばから「ロシア人じんの多おおくは国営こくえいテレビを見みているが、そこには信頼しんらいできる事実じじつがほとんどないため、多おおくのロシア人じんが事実じじつを知しっているとは言いいがたい」と指摘してきし、政権せいけんの意向いこうに沿そった報道ほうどうを続つづける国営こくえいテレビの職員しょくいんが番組ばんぐみ中ちゅうに反戦はんせんを訴うったえたことの意義いぎを強調きょうちょうしました。

おむつなどのベビー用品ようひんやベッドが備そなえられ、地元じもとのボランティアが子こどもたちの世話せわをしたり、遊あそび相手あいてになったりして支援しえんしています。

ウクライナ南部なんぶのオデッサから避難ひなんしてきたオルガ・ディジェンコさん（39）は、7歳さいの娘むすめのアリーナさんを預あづけている間ま、迎むかえに来きた姉あねと連絡れんらくをとっていました。

ディジェンコさんは「託児たくじ所しょで私わたしたちを支ささえてくれる人ひとたちに感謝かんしゃしています。とても助たすかりました」と話はなし、避難ひなん先さきのドイツへと向むかっていきました。

地元じもとで3人にんの子こどもを育そだてるボランティアのガイナ・シャフさんは「10キロ歩あるいてきたお母おかあさんもいるので、私わたしたちが遊あそんでいる間ま、しばしの間ま休やすんでもらっています」と話はなしていました。