研修けんしゅうでは▽取得しゅとくを希望きぼうする若わかい世代せだいが増ふえていることや▽出産しゅっさん後ご、10人にんに1人にんが発症はっしょうするとされ自殺じさつや虐待ぎゃくたいなどのリスクにもつながる産後さんごうつについても触ふれられ、育休いくきゅう取得しゅとくを推進すいしんする必要ひつよう性せいが説明せつめいされました。

研修けんしゅうに参加さんかした管理かんり職しょくの男性だんせいは、「男性だんせいも育休いくきゅうをとりたい、とる可能かのう性せいがあるってことを前提ぜんていに仕事しごとを進すすめなければいけないし、積極せっきょく的てきに『育休いくきゅうをとったほうがいいよ』と働はたらきかけをしたいと思おもっています」と話はなしていました。

オンワードホールディングスで人事じんじ担当たんとうを務つとめる大竹おおたけ智恵美ちえみさんは「“生活せいかつ者しゃ”として当たり前あたりまえの感覚かんかくを持もつことは復帰ふっき後ごの仕事しごとにも還元かんげんできる。育休いくきゅうはほかの休やすみと違ちがってかなり前まえから休やすみを取得しゅとくすることが分わかるので人員じんいんの再さい配置はいちの考かんがえなどのアクションがとりやすい。管理かんり職しょくや人事じんじ担当たんとうからの『取得しゅとくはどうするの』という前向まえむきな声こえかけが非常ひじょうに大事だいじで意識いしきの改革かいかくを進すすめながら、育休いくきゅうが当たり前あたりまえの会社かいしゃ、世の中よのなかになればいいなと考かんがえている」と話はなしていました。

同おなじく育休いくきゅう中ちゅうの羽はね多野たのさんの妻つまも同おなじ会社かいしゃで働はたらく共働ともばたらきで、妻つまは職場しょくばに復帰ふっきすると休日きゅうじつに出勤しゅっきんもあり、羽田野はたのさんは妻つまと同おなじように育児いくじができることが必要ひつようだと考かんがえていました。

育休いくきゅうの制度せいどについて会社かいしゃの人事じんじ担当たんとう者しゃとの相談そうだんを重かさね、休業きゅうぎょう中ちゅうの収入しゅうにゅうなど不安ふあんだった点てんも解消かいしょうしたうえで出産しゅっさん時点じてんで取得しゅとくできる期間きかんの最大さいだいである1年ねん2か月かげつの取得しゅとくを決きめました。

また、職場しょくばで全体ぜんたいの業務ぎょうむの見直みなおしなどにより育休いくきゅうをとりやすい環境かんきょう作づくりが進すすめられたことも取得しゅとくの後押あとおしになったと言いいます。

羽田野はたのさんは、「妻つまが仕事しごとに復帰ふっきしたときに、子こどもの面倒めんどうを見みられるスキルを身みにつける上うえでも育休いくきゅうは大事だいじだと思おもいました。取得しゅとくする人ひとを増ふやすには、管理かんり職しょく世代せだいの理解りかいと、社内しゃないの雰囲気ふんいきや環境かんきょうづくりが大切たいせつだと思おもうので、取とりたい人ひとが取得しゅとくできるようになるように自分じぶんの経験けいけんを伝つたえていきたい」と話はなしていました。

また、妻つまの英里佳えりかさんは、「出産しゅっさん後ごの出血しゅっけつが多おおく、産後さんごは貧血ひんけつもあったので、夫おっとが育休いくきゅうをとって近ちかくにいてくれたので安心あんしん感かんが違ちがいました。1人にんだったら疲つかれて育児いくじを楽たのしめなかったかもしれないが夫婦ふうふで育児いくじすることで心こころに余裕よゆうをもつことができる」と話はなしていました。