午後1
時18
分、この
船から
直接「
船首が
浸水している。
エンジンが
使えない。
救助を
頼む」と
海上保安庁に118
番通報がありました。
午後2時55分には、観光船の運航会社から「KAZU 1から『船首が30度ほど傾いている』と午後2時ごろの連絡を最後に連絡が途絶えている」と海上保安庁に連絡がありました。
乗客について、運航会社は海上保安庁に対し、全員救命胴衣を着用していたと説明しているということです。
気象台によりますと、事故当時、周辺の海域の波の高さは3メートルで、強風と波浪の注意報が出ていました。
以前、知床の観光船の船員だった男性によりますと、現場のカシュニの滝付近について「潮の流れが速いほか、暗礁があり危険な場所だ」と話しています。
暗礁の
大きさは
およそ縦30
メートル横10メートルほどで、
この場所を
行き交う観光船は
十分に
注意しながら
航行しているということです。
またこの海域は北西の風が吹くと波が立ちやすく、操船が難しくなるということです。
捜索開始 23日は発見に至らず
通報を
受けた
海上保安庁は
巡視船と
航空機で
救助に
向かいました。
現場付近の海域には午後4時半ごろにヘリコプターが到着しました。
ヘリコプターは釧路の基地から出発したということですが、知床半島からおよそ160キロ離れ飛行時間だけでも1時間以上かかるということです。
航空機は
別のパトロールをしていたため、いったん
基地に
戻って
給油を
行ったり、
潜水士を
乗せたりする
準備が
必要でした。
こうした準備の時間を含めると、通報から現場到着まで3時間以上かかったということです。
磯崎官房副長官は25日、午前の記者会見で「海上保安庁の捜索部隊が現場に到着するまで時間がかかった理由はなぜか」と問われたのに対し「午後1時13分ごろに救助要請を受けた。最も近い釧路航空基地所属の回転翼機は当時、哨戒業務中で現場海域が遠方で、つり上げ救助などの活動時間を確保するために燃料を補給する必要があった」と述べました。
そして「救助活動を行うための海上保安庁の潜水士を同乗させる必要があったことから、午後2時38分に釧路航空基地へいったん帰投し、給油活動および潜水士を同乗させたのちに午後3時20分に基地を出発し、午後4時30分に現地付近海域に到着した」と述べました。
また、
船による
救助について「
航空機と
同じく、
午後1
時22
分ごろに
道東を
管轄する
部署に
所属する
巡視船に対して発動の
指示を
行った。
通常の
速力であれば、より
早期に
現場付近に
到着できたと
考えられるが、
当日、
海上が
荒天下だったため
通常の
速力が
出せず、
最初に
到着した
巡視船も、
午後5
時55
分に
現地付近に
到着した。
海上が
非常に
荒天だったことが
通常よりも
時間がかかった
原因だと
認識している」と
述べました。
さらに、災害派遣要請を受けた航空自衛隊も捜索を行いました。
しかし23日、乗客と乗員の手がかりはつかめませんでした。
捜索は夜通し行われました。
24日午前5時5分 最初の行方不明者を発見
24
日も
行方不明者の
捜索が
続けられました。
この日から、地元の漁業者や、道の防災ヘリコプターも捜索に加わり、態勢が強化されました。
そして、午前5時5分、警察の航空機から知床岬の先端の海上で3人を発見したと連絡が入り、救助活動が行われました。
さらに午前5時45分には海上保安庁の航空機が知床岬の先端の岩場で1人を発見しました。
その後も行方不明者の発見が続き、24日は夜11時すぎまでに子ども1人を含め、合わせて11人が発見され、その後、全員の死亡が確認されました。
現場の様子は
またNHKの
ヘリコプターで24
日正午すぎ、
知床岬の
先端付近の
上空から
撮影した
映像では、
岩場に「KAZU 1」と
書かれた
オレンジと
白の
浮き輪が
打ち上げられているのが
確認できます。
第1
管区海上保安本部は、24
日の
捜索中に
撮影された
画像2
枚を
公表しました。
このうち知床岬の先端付近で撮影された画像には、潜水士2人が岩場にいた1人を救助している様子が写っています。
また、
岬近くの
海上で
撮影された
別の
画像では、
観光船「KAZU 1」の
船名が
書かれた
浮き輪などの
救命具が
浮かんでいる
様子が
確認できます。
25日 3日目も捜索続く
事故から3
日目の25
日も
範囲を
広げて
捜索を
続けています。
斜里町のウトロ漁協では、けさも漁業や観光船の関係者などが捜索の範囲を確認したあと、次々と出港していました。
ウトロ漁協の深山和彦組合長は「きのうより波が収まっているので、行方がわからなくなっている人を少しでも早く見つけたい」と話していました。
通園バス置き去り 3歳児死亡事件 元園長と元担任の初公判
おととし9月、静岡県牧之原市の認定こども園で当時3歳の女の子が通園バスの車内に置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなった事件で業務上過失致死の罪に問われている当時の園長とクラスの元担任の初公判が静岡地方裁判所で開かれました。元園長は起訴された内容を認めた上で遺族に謝罪しました。
Source: NHK
Apr 23, 2024 12:04
栃木 遺体遺棄事件 容疑者が前日夜に複数人と合流 車貸したか
栃木県那須町で、全身が焼かれた男女の遺体が見つかった事件で、逮捕された容疑者が前日の夜に都内のコンビニで複数の人物と合流し、車を貸したとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。車からは血痕が見つかっていて、男性の妻とみられる女性のDNA型と一致したということで警視庁などは詳しいいきさつを調べています。
Source: NHK
Apr 23, 2024 11:04
北朝鮮から少なくとも1発の弾道ミサイル EEZ外落下とみられる
防衛省によりますと、22日午後3時ごろ、北朝鮮内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルが北東の方向に発射されました。ミサイルは最高高度がおよそ50キロ、飛行距離がおよそ250キロ以上で、朝鮮半島東岸付近の日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したと推定されています。この発射による船舶や航空機への被害の情報はないということです。北朝鮮がことしになって弾道ミサイルを発射したのは、4月2日以来、4回目で、防衛省が情報収集を進めるとともに警戒と監視を続けています。韓国の専門家からは、北朝鮮が先月発射した「超大型ロケット砲」と呼ぶ短距離弾道ミサイルの飛行距離も今回と同様に300キロ余りのため、同じ種類の弾道ミサイルではないかという見方が出ています。飛行距離について通信社の連合ニュースは、韓国中部ケリョンデにある陸海空軍の本部も射程に入っていると伝えています。北朝鮮はことしに入って弾道ミサイルのほかにも、戦略巡航ミサイルなどの発射を繰り返し、性能向上を図っています。
Source: NHK
Apr 22, 2024 18:04
“家族の代わり”担う「身元保証」サービスの指針案 課題は
「介護施設に入るには保証人が必要と言われましたが私は1人なので…」。夫に先立たれ、その後、重度のやけどをして1人での生活が難しくなった80歳の女性。頼める家族はなく途方に暮れる中、助けとなったのは高齢者の「身元保証」を行う事業者でした。単身高齢者の増加を背景にいま、こうした事業のニーズが高まっています。しかし、ルールがないことから契約上のトラブルも相次いでいて、国は初めて指針の案を示すなど対策に乗り出しています。
Source: NHK
Apr 21, 2024 19:04
【速報中】海自ヘリコプター2機墜落か 1人死亡 7人行方不明
防衛省は20日夜、伊豆諸島沖で海上自衛隊のヘリコプター2機が訓練中に通信が途絶え、墜落したとみられると発表しました。ヘリコプターには合わせて8人が乗っていて、木原防衛大臣は、ヘリコプターに乗っていて収容された1人の死亡が確認されたと明らかにしました。
Source: NHK
Apr 21, 2024 09:04
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