給付きゅうふ金きんや補助ほじょ金きん 政府せいふ 物価ぶっか上昇じょうしょうの緊急きんきゅう対策たいさく決定けってい 中身なかみは？

▽住民じゅうみん税ぜいが非ひ課税かぜいの子育こそだて世帯せたいや児童じどう扶養ふよう手当てあてが支給しきゅうされているひとり親おや世帯せたいに対にたいし、新あらたに子こども1人にん当あたり5万まん円えんを給付きゅうふするほか、▽住民じゅうみん税ぜいの非ひ課税かぜい世帯せたいを対象たいしょうとした1世帯せたい当あたり10万まん円えんの給付きゅうふ金きんを確実かくじつに受け取うけとれるよう、今年度こんねんど、新あらたに非課税ひかぜいとなった世帯せたいも給付きゅうふを受うけられることを通知つうちします。

さらに、▽収入しゅうにゅうが減少げんしょうした人ひとが生活せいかつ費ひを借かりることができる「緊急きんきゅう小口こぐち資金しきん」などの申請しんせい期限きげんを現在げんざいの6月末げつまつから8月つき末まつまで延長えんちょうします。

このほか、▽生活せいかつに困こまっていながらも「緊急きんきゅう小口こぐち資金しきん」などの貸付かしつけ制度せいどを利用りようできない世帯せたいを対象たいしょうに、1世帯せたい当あたり最大さいだい30万まん円えんを給付きゅうふする「生活せいかつ困窮こんきゅう者しゃ自立じりつ支援しえん金きん」も申請しんせい期限きげんを8月つき末まつまで延長えんちょうしたうえで、ハローワークで月つき2回かいの相談そうだんを受うけるなどの求職きゅうしょく活動かつどうの給付きゅうふ要件ようけんを緩和かんわするとしています。

▽ガソリンなど燃料ねんりょう価格かかくの上昇じょうしょうを抑おさえるため、石油せきゆ元売もとうり会社かいしゃへの補助ほじょ金きんについて、現在げんざいの1リットル当あたり25円えんから35円えんに引き上ひきあげます。

また、支給しきゅうの基準きじゅん価格かかくについて、いまはレギュラーガソリンの小売こうり価格かかくの全国ぜんこく平均へいきんが1リットル当あたり172円えん程度ていどを超こえた時点じてんから適用てきようされていますが、168円えんに引き下ひきさげます。

こうした対策たいさくによって消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすうの上昇じょうしょうを0.5ポイント程度ていど抑おさえる効果こうかが見込みこまれるとしています。

▽また、LPガスを使つかうタクシー事業じぎょう者しゃに対にたいしても燃料ねんりょう価格かかくの上昇じょうしょうを抑おさえるための支援しえんを行おこないます。

▽小麦こむぎ価格かかくの高騰こうとう対策たいさくとして、メーカーなどが原材料げんざいりょうを輸入ゆにゅう小麦こむぎから、国産こくさんの小麦こむぎやコメ、米べい粉こへ切り替きりかえることを支援しえんするほか、国産こくさん小麦こむぎの生産せいさん拡大かくだいを支援しえんします。

また、▽需要じゅようが高たかまっている国産こくさんの木材もくざいを増産ぞうさんするためにかかる輸送ゆそう費ひなどを支援しえんすることにしています。

さらに、▽ロシアなどからの化学かがく肥料ひりょうの原料げんりょうの輸入ゆにゅうが滞とどこおる懸念けねんがあるため肥料ひりょうメーカーが輸入ゆにゅう元もとを切り替きりかえることに伴ともなう費用ひようの一部いちぶを補助ほじょするほか、▽家畜かちくの餌えさとなる穀物こくもつの価格かかくが高騰こうとうしていることから、価格かかくが一定いっていの水準すいじゅんを上回うわまわった場合ばあいに畜産ちくさん農家のうかに補填ほてん（ほてん）金きんを支給しきゅうするための基金ききんを積つみ増まします。

▽半導体はんどうたいの製造せいぞうに欠かかせないクリプトンなどのガスはロシアやウクライナからも輸入ゆにゅうしています。

こうしたガスの供給きょうきゅうが滞とどこおらないよう国内こくないで生産せいさんするための設備せつび費用ひようを支援しえんします。