イリーナ
さん(
美容師)
首都キーウから
避難1.どこで避難生活を?
1か月ほど前に、首都キーウからポーランドに避難してきました。知り合いのポーランド人のもとで生活していました。ポーランドでは、みんなが親切にしてくれて、とても感謝しています。
仕事を探していたのですが、ことばの壁の問題もあり大変でした。
2.なぜ、いま帰国するのですか?
故郷が恋しく、キーウは最近かなり静かなので帰ります。
また、ここで仕事を見つけるのは本当に難しいです。
どの国でも生きていくにはお金が必要ですが、たくさんの人がポーランドにやってきました。工場での製造の仕事もありましたが、ハードな仕事です。
キーウでは戦時中であっても十分な仕事があります。働きたい人は誰でも、お金を稼ぐことができます。
私たちは自分の国のことが分かっているので、ポーランドよりは楽なのです。
もちろん、それほどよいものではありませんが。
3.避難を決めた際、自宅周辺はどのような状況でしたか?
私はキーウの中心部に住んでいました。常にサイレンが鳴り響き、ミサイルが頭上を飛び交っていました。とても恐ろしかったです。
人々は、毎日シェルターにいました。家にいることができなかったのです。特に戦争が始まって最初の1週間が何が起こるか分からず1番怖かったです。
中心部にある2棟のアパートが被害を受けました。
ミサイルが飛んでくるから、どこかに逃げないといけないと思いました。
4.帰国したあとの不安はありませんか?
もし、また避難しなければならなくなったら、ワルシャワなどポーランドのどこかに戻ってくるほかないでしょう。
早くこの戦争が終わってほしいです。
いずれにしても今までと同じというわけではなく、経済危機が起こるので、今後はより大変になるでしょう。
ウクライナでは本当に多くの家屋が破壊されてしまったので、他の国々が再建に向けた支援をしてくれることを心から願っています。
“戻って来て”と会社から言われて…
アローナ・ハブリリュク
さん(
会計士)
北西部ジトーミル
州から
避難1.どこで避難生活を?
3月5日ごろに知人のつてを頼って兄の妻とその息子とポーランドに来て一般家庭に身を寄せて生活をしていました。順調でしたしポーランドの人にはとても感謝しています。
2.なぜ、いま帰国するのですか?
少し疲れたので、家に帰りたいです。
他の家庭での生活は、やはり自宅のようには生活できませんから。
受け入れ家族には3人の子どもがいて、私たちは疲れてしまったのです。
もしかしたら、戦争は何か月も続くかもしれないし、1年続くかもしれない。
私たちにはここにとどまるだけのお金も時間もありません。
それに、職場から「頼む、仕事に戻ってくれ」と電話がかかってきました。
仕事は辞めずにオンラインでしていましたが、もしここに長くとどまったら、おそらくジトーミルでの仕事はないだろうと思います。
3.避難を決めた際、自宅周辺はどのような状況でしたか?
街の真ん中に爆弾が落ちました。そのうちの1つは学校に落ち、完全に破壊されました。私の仕事場はそこから500メートルほどのところでした。
飛行機がとても低く飛ぶ音が一日中聞こえました。
だから私たちはポーランドに避難する決断をしました。
4.帰国したあとの不安はありませんか?
受け入れ家族は「戻ってきてもいいよ」と言ってくれました。
でも、私は二度と同じことが繰り返されないようにと願っているだけです。
ジトーミルでは、それほど多くの爆撃はありませんでした。空から何かが飛んでくるかもしれませんが、私たちの町にはロシア兵士はいません。
数週間なら
仕事を
オンラインで
続けることが
できるかもしれません。
でも、
ずっとは
難しいです。
国営企業という仕事柄、書類や資料が必要なので、毎朝8時に出勤するよう言われています。
戻らなければ、この期間の給料がもらえなくなる。そうなると、私は仕事を辞めて、ポーランドで新しい仕事を見つけなければなりません。
しかし、それにはポーランド語を学ぶなど、とても時間がかかります。
それに、ウクライナにはまだ両親や家族がいますので、私はここにとどまりたくありません。
ウクライナに帰る人たちで混雑する駅ではー
今回、
話を
聞かせてもらった
人たちはごく
一部で、ワルシャワの
駅は、ウクライナに
向かう寝台列車や
バスに
乗る人たちで
大混雑していました。
当初は依然として、危険なウクライナになぜ戻るのか疑問でしたが、話を聞かせてもらううちに、避難生活が長引く中で自宅に戻らなければならない、それぞれの悩み、葛藤があることが分かってきました。
引き続き、ウクライナで
避難生活を
余儀なくされる
避難者の
人たちの
取材を
続けていきたいと
思います。
(国際部・紙野武広)
小林製薬「紅麹」問題 製品摂取後の死亡判明は4人に 影響拡大
「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、新たに2人が亡くなっていたことがわかったと会社が発表しました。いずれも遺族から「紅麹コレステヘルプ」を摂取し腎臓の病気が疑われる症状があったと連絡があったということで会社は「原因となった疑いがある」として詳しい調査を進めています。この問題で、複数の入院患者を診察した大学病院の医師が、NHKの単独インタビューに応じました。医師によりますと問題が明らかになる前の去年11月から先月にかけて、70代女性1人と50代の女性2人が、尿が泡立つなどの症状が出たり健康診断で腎機能の異常が指摘されたりしたためこの病院を受診したということです。3人はいずれも腎臓の病気も含めて持病はありませんでしたが、腎機能が低下していたということです。※記事では診察にあたった医師のインタビューのほか「回収対象」となっている製品の一覧表をまとめています。
Source: NHK
Mar 28, 2024 15:03
太陽光発電施設での爆発は蓄電設備 安全確認されしだい検証へ
27日夜、鹿児島県伊佐市の太陽光発電施設の建物から火が出て消火にあたっていた隊員4人がけがをしました。消防によりますと、爆発した建物は蓄電設備で、放水によって感電などのおそれがあることから、消防や警察は発電施設の電源を遮断し、安全が確認されしだい鎮火の確認や検証にあたることにしています。
Source: NHK
Mar 28, 2024 04:03
“イヤホン装着 列車接近気付かなかったか” 佐賀踏切死亡事故
去年7月、佐賀県小城市の遮断機のない踏切でランニングをしていたとみられる男性が列車にはねられて死亡する事故があり、国の運輸安全委員会は男性がイヤホンを装着していて列車の接近に気付かなかった可能性があるとする調査報告書を公表しました。
Source: NHK
Mar 28, 2024 04:03
「特別なものではなく、ただ日常を取り戻したいだけなんです」
眠れない。食べられない。起き上がれない。言いようのない虚脱感にさいなまれる。そんな状態が、10日間ほども続きました。経営する民宿が被災し、心身の不調を経験した珠洲市の女性がインタビューの途中、ふとこう漏らしました。「何も特別なものではなく、日常を取り戻したいだけなんです。いったい元に戻りつつあるんだろうかって、本当に思います」
Source: NHK
Mar 28, 2024 00:03
マダニ媒介の感染症 SFTSは過去最多 人から人も?【徹底解説】
マダニが媒介するウイルスが原因の感染症が年々増えています。国内で去年過去最多を記録したものでは、初めてヒトからヒトに感染したケースも確認。「マダニはわれわれの日常生活に近づいてきている」専門家は警告します。一体何が起きているのか。春本番、お花見やハイキングに行く前に知っておきたいマダニと病気の関係です。
Source: NHK
Mar 27, 2024 15:03
吉本興業 タレント対象の大規模研修会で危機管理の重要性強調
芸能事務所のトップによる性加害問題をはじめ、薬物の使用やハラスメントなど不祥事やトラブルが相次ぐ芸能界。所属タレントをめぐって、SNSのトラブルや法令違反の事故などが起きている大手芸能プロダクションの吉本興業は27日に、タレントを対象にした大規模な研修会を開き、「破天荒でいいといった考え方は大きな落とし穴に落ちる可能性がある」などと危機管理の重要性を強調しました。
Source: NHK
Mar 27, 2024 09:03
モスクワのテロ事件 ロシアがウクライナ側の関与主張強める
ロシアの首都モスクワの郊外で起きたテロ事件について、プーチン大統領に続き側近たちもウクライナ側の関与が疑われると相次いで発言しました。プーチン政権はウクライナ侵攻を正当化するためにもこうした主張を一段と強めている可能性もあり、ウクライナ側は関与を否定するとともに反発しています。
Source: NHK
Mar 27, 2024 00:03
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