このほか支局では例年、記帳台と拝礼所を設け、3階の資料室を公開していましたが、新型コロナ対策として、おととしと去年に続いて、ことしも見送られました。
小尻記者から取材を受けたことがある千葉県の高校教師、沼山尚一郎さん(58)は「小尻記者は出会った人を大事にする優しい人でした。この事件が語り継がれることは大きな意味があるし、重みもあると思います」と話していました。
また当時、阪神支局に勤務していた折井邦生さん(78)は「小尻記者は常に弱い立場の側に立ち、納得するまで熱心に取材を続けていました。この事件は民主主義への挑戦であり、許せません。時効にはなりましたが、犯人を捕まえてほしいと今でも思っています」と話していました。