キューバの首都ハバナ中心部の旧市街にある「ホテルサラトガ」で、6日午前11時ごろ、大きな爆発がありました。
キューバの大統領府によりますと、この爆発で周辺の建物なども被害を受けこれまでに子どもや妊婦を含む少なくとも22人が死亡、64人がけがをしたということです。
現地からの映像では、爆発の衝撃でホテルの壁が崩れ落ち建物から煙が立ち上る様子が映し出されています。
ホテルはおよそ90年前に営業を始めた高級ホテルの1つで、公式SNSによりますと新型コロナウイルスの影響でおととしから閉鎖していましたが、今月10日に営業を再開することになり、ホテルの関係者が準備をすすめていたということです。
現場を訪れたディアスカネル大統領は、爆発の原因はガス漏れの可能性が高いとして、地元の当局が原因の究明をすすめるとともに、がれきの下に取り残された人がいないか捜索を続けるとしています。
ハバナにある日本大使館によりますと、これまでに日本人が被害にあったという情報は入っていないということです。