トランプ次期米大統領が16日午後、米フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マール・ア・ラーゴ」で、中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社の周受資・最高経営責任者(CEO)と会談しました。情報筋が明らかにしました。ティックトックはまた、米国で来月に施行が予定されている禁止法をめぐり、最高裁に差し止めを求めました。
別の情報筋によれば、事前に予定されていたトランプ氏と周氏との会談は、トランプ氏が11月の大統領選で勝利して以降で初めてとみられます。周氏の姿は今月に入り、マール・ア・ラーゴで目撃されており、トランプ氏との会談を模索していました。
トランプ氏と周氏との会談の数時間前、TikTokは最高裁に対し、同アプリの禁止法について検討するよう求めました。TikTokの米国での使用を禁止する法案は今年、超党派の支持で議会を通過し、4月にバイデン大統領が署名して成立しました。