日銀は19
日まで
開いた
金融政策決定会合で、
追加の
利上げを
見送ることを
決めました。
政策金利を0.25%
程度で
据え置き、
年明け以降の
賃上げに
向けた
動きや
アメリカの
トランプ次期大統領の
政策の
影響を
見極めるべきだと
判断したとみられます。
日銀は19日までの2日間、金融政策決定会合を開き、追加の利上げを見送り、いまの金融政策を維持することを決めました。
政策目標を据え置き、短期の市場金利を0.25%程度で推移するよう促します。
日銀はことし7月に追加の利上げを決めましたが、9月、10月、そして今回と3会合続けて金融政策を維持したことになります。
日銀は経済と物価が見通しどおりに推移すれば、追加の利上げを検討する方針を示していて、これまでのところおおむね見通しどおりだと見ています。
一方、日銀内には来年の春闘に向けて中小企業を含め高い水準の賃上げが広がるかや、トランプ次期大統領の経済政策や通商政策が経済に与える影響を見極めるべきだとの意見が出ていて、今回はこうした意見を踏まえ追加の利上げの見送りを判断したとみられます。
植田総裁はこのあと記者会見を開いて今回の決定の背景などを説明することにしています。