風疹の
患者が
増えていて、
先月26
日までに
報告された
全国の
患者数は
首都圏を
中心に273
人と、すでに
去年1年間の
およそ3倍に
上り、
国立感染症研究所は、
必要な
人はワクチンの
接種を
検討してほしいと
呼びかけています。
風疹は
発熱や
発疹などの
症状が
出るウイルス
性の
感染症で、
妊娠中の
女性が
感染すると、
生まれてくる
赤ちゃんの
目や
耳、それに
心臓などに
障害が
起きるおそれがあります。
ことしは7月下旬から首都圏を中心に患者が増えていて、全国の医療機関から報告のあった先月26日までの全国の患者数は、前の週よりさらに84人増えて273人と、去年1年間のおよそ3倍になりました。
都道府県別では、千葉県は前の週よりも23人増えて84人、東京は19人増えて72人、神奈川県は15人増えて24人、埼玉県は7人増えて18人、広島県は6人増えて10人などとなっていて、首都圏の患者数が全体の7割以上を占めています。
国立感染症研究所は、今後、妊娠の可能性がある女性や妊婦の家族など周りにいる人で、風疹に感染した経験がなくワクチンを2回接種した記録もない人は、特にワクチン接種を検討してほしいとしています。
また、ワクチンの定期接種が行われていなかった世代などにあたる30代から50代の男性もワクチンが必要か十分に検討してほしいとしています。