南米ペルーの世界遺産マチュピチュを訪れようとして、閉鎖措置で目的を果たせないまま立ち往生していた日本人男性がこのほど、現地の配慮で特別に訪問を許可されました。
大阪出身のボクシング指導者、片山慈英士さん(26)は今年3月14日、マチュピチュ観光の拠点の村に到着しました。3月16日に入場する予定でチケットも取っていましたが、マチュピチュはちょうどこの時から閉鎖されてしまいました。
片山さんはそれから約7カ月、村で小さな部屋を借り、周囲にある山や滝を探索しながら待機してきました。地元の子どもたちのためにボクシング教室を開くなど、住民らとも親しくなりました。