今月21日に
発生した
鳥取県中部の
地震で
被害を
受けた
梨農家を
支援しようと、
東京・
港区は
枝から
落ちた
梨を
買い取り、
区のイベントなどで
無料で
配る
取り組みを
始めました。
梨の
配布は、
JR新橋駅の
周辺で
27日から
始まった
物産展の
会場で
行われ、
港区の
職員らが
物産展に
参加している
鳥取県の
北栄町のブースで、
訪れた
人たちに
無料で
梨を
配りました。
区内に「お台場」がある港区は、北栄町にも「由良台場跡」と呼ばれる江戸時代につくられた砲台跡がある縁で以前から交流があったことなどから、地震によって枝から落ちた鳥取県産の梨およそ2200個を買い取りました。
梨は「王秋」という大ぶりの品種で、傷も少なく、午前中に用意したおよそ50個の梨は配布から数分でなくなっていました。
会場には鳥取県の平井知事も訪れ、「落ちた梨は、普通は売れないので大変ありがたい。鳥取県は元気です。ぜひ皆さんに訪れて欲しい」とピーアールしました。
港区では買い取った梨を28日も開かれる物産展や、今月30日の別のイベントで配るほか、区立の小中学校などの給食でも使う予定だということです。
港区の武井雅昭区長は、「自治体どおしのつながりを大切に今後も被災地の支援を続けていきたい」と話していました。