今年4月に火災が発生して尖塔が焼失するなどの被害が出た、パリのノートルダム大聖堂です。再建に向けた取り組みが進められていますが、チーフアーキテクトのフィリップ・ビルヌーブ氏は、欧州を襲っている熱波によって、天井が崩壊する恐れがあるとの見方を示しています。
ビルヌーブ氏によれば、火災後、センサーが設置されましたが、これまでのところ、どんな動きも検出されていません。
それでも、接合部やれんが細工の部分が乾いて結合性が失われるなどすると、天井部が突然崩壊する恐れがあります。火事の発生後、天井部には上からも下からも近づくことが出来ていないということです。