王室の発表によると、対面は25日、ブリュッセルのベルブデール城で実現しました。前国王と王女は共同で「感激と融和、思いやり、そして希望に満ちた新たな章が始まった」との声明を出し、パオラ前王妃もこれに署名しました。
デルフィーヌ王女は、前国王が高齢と健康不安を理由に退位した2013年、親子関係の認知を求めて訴訟を起こしました。前国王は18年、裁判所からDNA鑑定を求められましたが、当初は応じなかったそうです。検体を提出するまで1日5000ユーロ(約60万円)の罰金を支払うよう命じられ、最終的に従ったそうです。
前国王の長男、フィリップ現国王も先日、異母妹に当たるデルフィーヌ王女と初の対面を果たしていました。