今月3日に離婚を発表した米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏とメリンダ元夫人について、米紙ウォールストリート・ジャーナルは9日、離婚に向けた準備が2年前から進んでいたと報じました。
事情に詳しい関係者らや、両氏が運営する「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」の元職員の話として伝えました。それによると、離婚原因のひとつは、未成年者への性犯罪などに問われ、勾留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告とビル氏との交遊関係が明るみに出たことでした。
元職員が同紙に語ったところによれば、メリンダ氏は2013年の時点ですでにビル氏と同被告の関係に懸念を抱いていました。情報筋によると、19年には離婚問題を扱う弁護士らに相談し、夫婦関係は修復不可能だと話していました。
同紙は19年9月、ビル氏とのインタビューでエプスタイン元被告との関係を尋ねました。ビル氏は元被告と会ったことを認める一方、仕事上の関係も友人としてのつきあいもないと主張していました。