予約よやくには接種せっしゅ券けんに書かかれた番号ばんごうの情報じょうほうが必要ひつようで、予約よやくできるのは1回かい目めの接種せっしゅを受うけていない人ひとです。

防衛ぼうえい省しょうによりますと、大阪おおさかの会場かいじょうについては17日にちの時点じてんで予約よやくできる今月こんげつ24日にちから30日にちまでの1週間しゅうかん分ぶん、合あわせて2万まん5000件けんが、午後ごご1時じごろに受け付うけつけを始はじめてからおよそ25分ふんですべて埋うまり、受け付うけつけを終了しゅうりょうしたということです。

一方いっぽう、東京とうきょうの会場かいじょうの予約よやくサイトの設定せっていにミスがあり、本来ほんらい17日にちの時点じてんで予約よやくできないはずの6月つき12日にちから18日にち分ぶんの予約よやくが一時いちじ、可能かのうな状態じょうたいになっていたということです。

設定せっていはすでに修正しゅうせいされ、修正しゅうせい前まえに予約よやくされた772回分かいぶんの接種せっしゅについては有効ゆうこうにするということです。

アクセスの集中しゅうちゅうによる不具合ふぐあいなどの混乱こんらんを避さけるため受け付うけつけの対象たいしょう地域ちいきは段階だんかい的てきに拡大かくだいされることになっていて、17日にちから1週間しゅうかんは東京とうきょう23区くと大阪おおさか市しに住すむ高齢こうれい者しゃ、今月こんげつ24日にちからの1週間しゅうかんは東京とうきょう都とと大阪おおさか府ふ、いずれも全域ぜんいきの高齢こうれい者しゃ、そして今月こんげつ31日にちからの1週間しゅうかんは東京とうきょう、埼玉さいたま、千葉ちば、神奈川かながわの1都と3県けんと大阪おおさか、京都きょうと、兵庫ひょうごの2府ふ1県けんに住すむ高齢こうれい者しゃが対象たいしょうとなっています。

この期間きかんに予約よやくできるのは65歳さい以上いじょうの高齢こうれい者しゃです。

17日にちから今月こんげつ23日にちまでの間まに予約よやくできるのは東京とうきょう23区くと大阪おおさか市しに住すむ人ひとで今月こんげつ24日にちから今月こんげつ30日にちまでの分ぶんが予約よやくできます。

ただ、大阪おおさか会場かいじょうについては17日にち、この期間きかんの予約よやくが埋うまり受け付うけつけが終了しゅうりょうしました。

今月こんげつ24日にちから30日にちまでの間まに予約よやくできるのは東京とうきょう都とと大阪おおさか府ふいずれも全域ぜんいきに住すむ人ひとで、今月こんげつ31日にちから6月つき6日にちまでの分ぶんが予約よやくできます。

今月こんげつ31日にちから来月らいげつ6日にちまでの間まに予約よやくできるのは東京とうきょう、埼玉さいたま、千葉ちば、神奈川かながわの1都と3県けんと大阪おおさか、京都きょうと、兵庫ひょうごの2府ふ1県けんに住すむ人ひとで来月らいげつ7日にちから13日にちまでの分ぶんが予約よやくできます。

このあとの期間きかんについては住民じゅうみん票ひょうがなくても、これらの地域ちいきに住すんでいる高齢こうれい者しゃについては予約よやくが可能かのうになります。

接種せっしゅ券けんのほか、住所じゅうしょが書かかれた郵便ゆうびん物ぶつなどを示しめしてもらい居住きょじゅう実態じったいを確認かくにんすることを検討けんとうしているということです。

また、防衛ぼうえい省しょうは今後こんご、高齢こうれい者しゃだけでなく基礎きそ疾患しっかんがある人ひとや高齢こうれい者しゃ施設しせつで働はたらく職員しょくいんなどで自治体じちたいから接種せっしゅ券けんが送おくられてきた人ひとも接種せっしゅの対象たいしょうにすることにしていて詳細しょうさいが決きまりしだい発表はっぴょうするとしています。

政府せいふが行おこなう大だい規模きぼ接種せっしゅでは1回かい目めの接種せっしゅの予約よやくはインターネットでのみ受け付うけつけていますが、2回かい目めの予約よやくについては1回かい目めの接種せっしゅの際さい、会場かいじょうで日時にちじが指定していされます。

適切てきせつな時期じきに2回かい目めの接種せっしゅを受うけてもらうためで、政府せいふが使用しようを検討けんとうしているモデルナのワクチンは1回かい目めの接種せっしゅのあと、通常つうじょう4週間しゅうかんあけて2回かい目めの接種せっしゅを受うけることになっていることから、こうしたことを踏ふまえ接種せっしゅ日びが決きめられることになります。

自治体じちたいとの間まで予約よやくを管理かんりするシステムがつながっていないためで、防衛ぼうえい省しょうによりますと自治体じちたいによって予約よやく受け付うけつけのシステムが異ことなることから連携れんけいはできないということです。

防衛ぼうえい省しょうは、ワクチンがむだになったり、本来ほんらい、予約よやくできたはずの人ひとが後回あとまわしになったりするおそれがあるとして、予約よやくする際さいには自治体じちたいで接種せっしゅを予約よやくしていないか改あらためて確認かくにんするとともに、自治体じちたいで予約よやくしたあとに大だい規模きぼ会場かいじょうでの接種せっしゅを希望きぼうする場合ばあいは必かならず自治体じちたいの予約よやくを取り消とりけすよう呼よびかけています。

インターネットの専用せんようサイトで生年月日せいねんがっぴなどとともに接種せっしゅ券けんに記しるされている番号ばんごうを入力にゅうりょくする必要ひつようがあります。

高齢こうれい者しゃの接種せっしゅは先月せんげつから始はじまっていますが、自治体じちたいの中なかにはリスクの高たかい人ひとから優先ゆうせん的てきに接種せっしゅを進すすめようと「まずは75歳さい以上いじょう」のように年齢ねんれいを区切くぎって段階だんかい的てきに接種せっしゅ券けんを送付そうふしているところもあります。

国くにの大だい規模きぼ接種せっしゅは接種せっしゅ券けんを持もっている今年度こんねんど中ちゅうに65歳さい以上いじょうになる高齢こうれい者しゃを対象たいしょうとしていますが、東京とうきょう23区くでは各かく自治体じちたいで行おこなう高齢こうれい者しゃ向むけのワクチン接種せっしゅを年齢ねんれいの高たかい順じゅんに行いっているところもあります。

このため、まだ接種せっしゅ券けんが届とどいていない高齢こうれい者しゃもいて区くに苦情くじょうが相次あいつぐケースが出でてきています。

NHKが東京とうきょう23区くを取材しゅざいしたところ、千代田ちよだ区く、中央ちゅうおう区く、大田おおた区く、荒川あらかわ区く、葛飾かつしか区く、新宿しんじゅく区く、練馬ねりま区くの7つの区くで17日にちまでに対象たいしょうとなる今年度こんねんど中ちゅうに65歳さい以上いじょうになる高齢こうれい者しゃの中なかで接種せっしゅ券けんが届とどいていない人ひとがいることがわかりました。

このうち、千代田ちよだ区く、中央ちゅうおう区く、大田おおた区く、荒川あらかわ区く、葛飾かつしか区くの5つの区くは、もともとの計画けいかくから接種せっしゅ券けんの発送はっそうスケジュールを前倒まえだおしすることはできなかったということです。

新宿しんじゅく区くと練馬ねりま区くは発送はっそうの計画けいかくを前倒まえだおしはしたが、間に合まにあわなかったということです。

一方いっぽう、17日にちまでに接種せっしゅ券けんを届とどけられたと回答かいとうしたのは残のこりの16の区くで、このうち、品川しながわ区く、目黒めぐろ区く、板橋いたばし区くの3つの区くは発送はっそうスケジュールをもともとの計画けいかくより前倒まえだおししたということです。

そのほかの13の区くは、もともと間に合まにあう日程にっていで接種せっしゅ券けんの発送はっそうスケジュールを組くんでいたということです。

このうち、新宿しんじゅく区くと中央ちゅうおう区くは早はやく接種せっしゅ券けんがほしい人ひとに先さきに配布はいふする対応たいおうをとることにした一方いっぽう、葛飾かつしか区くは接種せっしゅ券けんの印刷いんさつの予定よていを変更へんこうできないため、現時点げんじてんではもともとの計画けいかくより先さきに配布はいふはできないとしていて、自治体じちたいによって対応たいおうが分わかれる形かたちとなっています。

高齢こうれい者しゃを対象たいしょうにした新型しんがたコロナウイルスのワクチン接種せっしゅをめぐっては、システム障害しょうがいや電話でんわの殺到さっとうで予約よやくができないといった状況じょうきょうが相次あいついでいます。

このため、電話でんわやインターネットによる予約よやくの手間てまやトラブルを省はぶくことができ、これまで特とくに混乱こんらんも起おきていないということです。

接種せっしゅを受うけた70代だいの男性だんせいは「ネットだと子こどもに頼たのまないといけないので、日付ひづけを指定していして送おくってもらえるのはありがたいです」と話はなしていました。

上越じょうえつ市し新型しんがたコロナウイルスワクチン接種せっしゅ事務じむ室しつの大瀧おおたき早苗さなえ 室長しつちょうは「システムでの予約よやくが難むずかしい高齢こうれい者しゃもいるということで接種せっしゅ漏もれが出でないようこの方法ほうほうにしました」と話はなしていました。

上越じょうえつ市しでは高齢こうれい者しゃへの接種せっしゅを7月下げっか旬しゅんまでに終おえる予定よていだということです。