Japanese News: “東北新社の幹部総務省に報告・相談と認定するのが合理的”

総務そうむ省しょうの接待せったい問題もんだいで衛星えいせい放送ほうそう関連かんれん会社かいしゃの東北新社とうほくしんしゃは、外部がいぶの弁護士べんごしなどからなる特別とくべつ調査ちょうさ委員いいん会かいの報告ほうこく書しょを公表こうひょうしました。この中なかでは、外資がいし規制きせいに違反いはんしていることを把握はあくしたあと、平成へいせい29年ねんの８月はちがつに会社かいしゃの幹部かんぶが衛星えいせい放送ほうそうの許認可きょにんかを担当たんとうする総務そうむ省しょうの課長かちょうを訪たずね、何なんらかの報告ほうこく・相談そうだんを行おこなったと認定にんていすることが合理ごうり的てきだとしています。

東北新社とうほくしんしゃの外資がいし規制きせい違反いはんをめぐっては、報告ほうこくを行おこなったとする会社かいしゃと報告ほうこくを受うけていないとする総務そうむ省しょうの間まで、食い違くいちがいが明あきらかになっています。

これについて、東北新社とうほくしんしゃが公表こうひょうした調査ちょうさ報告ほうこく書しょでは、会社かいしゃが外資がいし規制きせいに違反いはんしていることを把握はあくしたあと、平成へいせい29年ねんの8月つき18日にちにメールのやり取やりとりの記録きろくやタクシーで移動いどうした交通こうつう費ひの精算せいさんから、幹部かんぶが総務そうむ省しょうの衛星えいせい・地域ちいき放送ほうそう課長かちょうを訪たずねていたとしています。

そのうえで、メールなどの内容ないようを踏ふまえて会社かいしゃの幹部かんぶが

▼この年としの8月つき9日にちまでに当時とうじの情報じょうほう流通りゅうつう行政ぎょうせい局きょくの総務そうむ課長かちょうに対にたいして外資がいし規制きせいに抵触ていしょくしている可能かのう性せいについて何なんらかの報告ほうこくを行おこなった、

▼それに8月つき18日にちに訪たずねた衛星えいせい・地域ちいき放送ほうそう課長かちょうに外資がいし規制きせいへの抵触ていしょくを前提ぜんていとした子会社こがいしゃへの衛星えいせい基幹きかん放送ほうそうの認定にんていの承継しょうけいについて何なんらかの報告ほうこく・相談そうだんを行おこなった、

と認定にんていすることが合理ごうり的てきだとしています。

また今回こんかいの調査ちょうさでは、総務そうむ省しょう幹部かんぶらとの会食かいしょくは先さきに公表こうひょうされた総務そうむ省しょうの調査ちょうさ結果けっかに含ふくまれないものも含ふくめて、平成へいせい27年ねん11月つきから去年きょねん12月つきまでに54件けん、確認かくにんされたとしています。

こうした会食かいしょくについて、報告ほうこく書しょは「東北新社とうほくしんしゃが昼間ひるまの打ち合うちあわせでは得えられない情報じょうほうなどを取得しゅとくできるのではないかと期待きたいしていたとの疑念ぎねんをもたれる可能かのう性せいがあったと言いわざるを得えず、コンプライアンス上じょう、重大じゅうだいな問題もんだいがある」としています。

一方いっぽう、外資がいし規制きせい違反いはんに絡からんだグループの衛星えいせい基幹きかん放送ほうそうの業務ぎょうむの認定にんていなどの申請しんせい手続てつづきに関にかんしては「不当ふとうな働はたらきかけを行おこなったことをうかがわせる事情じじょうは認みとめられない」としています。

そして、報告ほうこく書しょでは一連いちれんの問題もんだいの背景はいけいに、公務員こうむいんへの接待せったいに関にかんする経営けいえいトップの問題もんだい意識いしきの欠如けつじょや、企業きぎょう統治とうち体制たいせいの問題もんだいがあったと指摘してきしています。

新あらたに20件けんの会食かいしょくを確認かくにん

報告ほうこく書しょでは、54件けんの会食かいしょくについて、総務そうむ省しょう側がわの出席しゅっせき者しゃの氏名しめいは公表こうひょうされていませんが、総務そうむ省しょう関係かんけい者しゃによりますと、54件けんの会食かいしょくのうち34件けんはすでに発表はっぴょうしているもので、残のこる20件けんは総務そうむ省しょうとして把握はあくしていなかったということです。

この20件けんの会食かいしょくは7人にんの総務そうむ省しょう職員しょくいんと行おこなったとされ、このうち名前なまえが特定とくていされている6人にんは、すでに東北新社とうほくしんしゃ側がわからの別べつの接待せったいで懲戒ちょうかい処分しょぶんを受うけているということです。

残のこる1人にんは、東北新社とうほくしんしゃの報告ほうこく書しょでは氏名しめいの特定とくていに至いたっておらず、総務そうむ省しょうは調査ちょうさ中ちゅうだとしています。

プロ野球やきゅうのチケットも贈おくる

報告ほうこく書しょでは東北新社とうほくしんしゃが外資がいし規制きせい違反いはんの問題もんだいに対応たいおうしていたさなかの平成へいせい29年ねん8月つき28日にちに衛星えいせい放送ほうそうの許認可きょにんかを担当たんとうする当時とうじの衛星えいせい・地域ちいき放送ほうそう課長かちょうと会食かいしょくしていたことが新あらたに分わかったとしています。

当時とうじの課長かちょうは井い幡はた晃あきら三さん放送ほうそう政策せいさく課長かちょうで会食かいしょくには前ぜん執行しっこう役員やくいんらが参加さんかし、プロ野球やきゅうの話はなしで盛り上もりあがったとしています。

その後そのご、東北新社とうほくしんしゃが契約けいやくしている東京ドームとうきょうど-むの年間ねんかんシートのチケットを課長かちょうに渡わたしていたということです。

この会食かいしょくについて報告ほうこく書しょでは外資がいし規制きせいについて何なんらかの働はたらきかけを行おこなうことを目的もくてきに設定せっていされたとは認みとめられないとしたうえで「会食かいしょくで認定にんていの承継しょうけいに関にかんする話題わだいが一切いっさいなされなかったとは考かんがえにくい」としています。

菅かん首相しゅしょうの長男ちょうなんの関かかわりは

報告ほうこく書しょでは菅かん総理そうり大臣だいじんの長男ちょうなんで、東北新社とうほくしんしゃの統括とうかつ部長ぶちょうを務つとめていた菅かん正ただし剛つよし氏しについて、平成へいせい27年ねんから去年きょねんにかけて総務そうむ省しょう幹部かんぶらとの会食かいしょくに合あわせて22件けん、出席しゅっせきしたとしています。

1人にんで出席しゅっせきしたケースやみずから積極せっきょく的てきに会食かいしょくを設定せっていしたことはなく、情報じょうほうなどを得える目的もくてきで会食かいしょくに同席どうせきしていたとは認みとめられないとしています。

また、平成へいせい29年ねん8月つきに外資がいし規制きせい違反いはんの問題もんだいが生しょうじた際さい、菅かん氏しは特とくに関与かんよしていないとしています。

菅かん氏しと総務そうむ省しょうの幹部かんぶらとの会食かいしょくや、会食かいしょくの前後ぜんごのメールのやり取やりとりで、不当ふとうな働はたらきかけが行おこなわれた例れいは確認かくにんされなかったとしています。

そのうえで報告ほうこく書しょは、東北新社とうほくしんしゃ側がわが菅かん総理そうりとのつながりがあるかのように示唆しさして、何なんらかの働はたらきかけをする意図いとがあったとは認みとめられないと結論けつろんづけています。

外資がいし規制きせい違反いはんの経緯けいい

衛星えいせい放送ほうそうの事業じぎょう者しゃは放送ほうそう法ほうで議決ぎけつ権けんのある株式かぶしきの外資がいし比率ひりつが20％未満みまんであることが条件じょうけんとなっていて、違反いはんした場合ばあいには総務そうむ大臣だいじんが認定にんていを取り消とりけさなければならないと定さだめられています。

東北新社とうほくしんしゃは平成へいせい28年ねん10月つきにBS4K放送ほうそうの「ザ・シネマ4K」の認定にんていを申請しんせいし、翌よく平成へいせい29年ねん1月つきに総務そうむ省しょうに認定にんていされましたが、実際じっさいには、申請しんせいの段階だんかいですでに外資がいし比率ひりつが20％を超こえ、法律ほうりつに違反いはんした状態じょうたいだったということです。

東北新社とうほくしんしゃの中島なかじま信也しんや社長しゃちょうの国会こっかいでの答弁とうべんなどによりますと東北新社とうほくしんしゃ側がわがBS4K放送ほうそうの認定にんていに外資がいし規制きせい違反いはんのおそれがあることに気付きづいたのは平成へいせい29年ねん8月つき4日にち。

きっかけになったのはその1週間しゅうかん前まえの平成へいせい29年ねん7月つき28日にちに東北新社とうほくしんしゃが公表こうひょうした衛星えいせい放送ほうそう事業じぎょうの再編さいへん計画けいかくです。

東北新社とうほくしんしゃはこの日ひ、グループ会社かいしゃなどからCS放送ほうそうの3つのチャンネルを継承けいしょうすることを取締役とりしまりやく会かいで決議けつぎし、公表こうひょうしていましたが、その申請しんせい作業さぎょうなどの過程かていで外資がいし規制きせい違反いはんのおそれに気付きづいたということです。

これを受うけて東北新社とうほくしんしゃは、8月つき16日にち、CS放送ほうそうの3チャンネルを継承けいしょうする事業じぎょうを中止ちゅうしし、子会社こがいしゃに継承けいしょうさせる方針ほうしんに変更へんこうしたことを公表こうひょうしました。

そして2週間しゅうかん後ごの9月つき1日にちに、100％子会社こがいしゃの「東北新社とうほくしんしゃメディアサービス」を設立せつりつし、9月つき5日にちには、総務そうむ省しょうの認定にんていを受うけていたBS4K放送ほうそう事業じぎょうをこの子会社こがいしゃに継承けいしょうすると発表はっぴょうしました。

東北新社とうほくしんしゃは子会社こがいしゃへの継承けいしょうを総務そうむ省しょうに申請しんせいしたあとの段階だんかいでも依然いぜんとして外資がいし比率ひりつが20％を超こえ違法いほう状態じょうたいが続つづいていましたが、認定にんていは取り消とりけされず、総務そうむ省しょうは平成へいせい29年ねん10月つき13日にち、CS放送ほうそう3チャンネルとBS4K放送ほうそうの「ザ・シネマ4K」の合あわせて4チャンネルについて「東北新社とうほくしんしゃメディアサービス」に継承けいしょうすることを認可にんかしました。

この決裁けっさいには当時とうじ、衛星えいせい・地域ちいき放送ほうそう課長かちょうだった井い幡はた晃あきら三さん放送ほうそう政策せいさく課長かちょうも関かかわり当時とうじ、情報じょうほう流通りゅうつう行政ぎょうせい局長きょくちょうだった山田やまだ真貴子まきこ元もと内閣ないかく広報こうほう官かんが決裁けっさい者しゃのトップでした。

この問題もんだいを受うけて総務そうむ省しょうは今月こんげつ1日にち付づけで子会社こがいしゃが継承けいしょうしているBS4K放送ほうそうの「ザ・シネマ4K」の認定にんていを取り消とりけしています。

食い違くいちがう説明せつめい

総務そうむ省しょうは外資がいし規制きせい違反いはんの状況じょうきょうをいつ認識にんしきしたのか。総務そうむ省しょうと東北新社とうほくしんしゃ側がわの説明せつめいは食い違くいちがっています。

東北新社とうほくしんしゃの中島なかじま信也しんや社長しゃちょうの国会こっかいでの答弁とうべんなどによりますと外資がいし規制きせい違反いはんのおそれがあることに気付きづいたのは子会社こがいしゃにBS4K放送ほうそうの認定にんていを継承けいしょうする前まえの平成へいせい29年ねん8月つき4日にちで、その5日にち後ごの8月つき9日にちごろ、東北新社とうほくしんしゃの前ぜん執行しっこう役員やくいんが当時とうじ、総務そうむ省しょう担当たんとう局きょくの総務そうむ課長かちょうだった鈴木すずき信也しんや総合そうごう通信つうしん基盤きばん局きょく電波でんぱ部長ぶちょうと面談めんだんし、外資がいし規制きせい違反いはんのおそれがあることを報告ほうこくしたと説明せつめいしています。

その経緯けいいについては当時とうじ、衛星えいせい放送ほうそうの許認可きょにんかを担当たんとうする衛星えいせい・地域ちいき放送ほうそう課長かちょうだった井い幡はた晃あきら三さん放送ほうそう政策せいさく課長かちょうが休暇きゅうか中ちゅうだったため鈴木すずき氏しに報告ほうこくしたとしていて、中島なかじま社長しゃちょうは「違法いほう状態じょうたいを解消かいしょうするためその席上せきじょうで子会社こがいしゃに継承けいしょうするというアイデアをこちらから出だした」などと説明せつめいしています。

調査ちょうさ報告ほうこく書しょでも8月つき9日にちに会社かいしゃの前ぜん取締役とりしまりやくが部下ぶかに送おくったメールに「外資がいし規制きせいに関にかんして前ぜん執行しっこう役員やくいんが総務そうむ省しょうに内々うちうちにヒアリングした結果けっか、東北新社とうほくしんしゃは認定にんていを持もつことができないということだった」などと記しるされているとしていて8月つき9日にちまでに当時とうじの総務そうむ課長かちょうに外資がいし規制きせい抵触ていしょくの可能かのう性せいについて何なんらかの報告ほうこくを行おこなったと認定にんていするのが合理ごうり的てきだとしています。

これに対にたいし当時とうじの総務そうむ課長かちょうだった鈴木すずき氏しはことし3月つき16日にちの国会こっかい答弁とうべんで「あいさつに来きたられたかもしれないが外資がいし規制きせい違反いはんのような重要じゅうような話はなしを聞きいていたら覚おぼえているはずで、報告ほうこくを受うけた事実じじつの記憶きおくは全まったくない」と説明せつめいしています。

また報告ほうこく書しょによりますと、東北新社とうほくしんしゃの前ぜん執行しっこう役員やくいんや前ぜん取締役とりしまりやくが平成へいせい29年ねん8月つき18日にちに衛星えいせい放送ほうそうの許認可きょにんかを担当たんとうする衛星えいせい・地域ちいき放送ほうそう課長かちょうと面会めんかいしています。

その2日にち前まえ、東北新社とうほくしんしゃはCS放送ほうそうの3チャンネルを継承けいしょうする事業じぎょうを中止ちゅうしし、子会社こがいしゃに継承けいしょうさせる方針ほうしんに変更へんこうしたことを公表こうひょうしていました。

当時とうじの衛星えいせい・地域ちいき放送ほうそう課長かちょうは井い幡はた氏しで報告ほうこく書しょでは「前ぜん執行しっこう役員やくいんらが当時とうじの課長かちょうに外資がいし規制きせいへの抵触ていしょくを前提ぜんていとした子会社こがいしゃへの承継しょうけいについて、何なんらかの報告ほうこく・相談そうだんを行おこなったと認定にんていすることが合理ごうり的てきだ」としています。

その根拠こんきょとしてメールのやり取やりとりの記録きろくや霞が関かすみがせきにタクシーで移動いどうした交通こうつう費ひの精算せいさんなどをあげていて、面会めんかい後ごの8月つき21日にちに送信そうしんされた社内しゃないのメールには、課長かちょうから前ぜん執行しっこう役員やくいんが「4Kの承継しょうけいも速すみやかにやってほしい」という連絡れんらくを受うけたなどと記しるされているとしています。

また顧問こもん弁護士べんごしが子会社こがいしゃへの継承けいしょうについて「総務そうむ省しょうは問題もんだいにしていないのか」とメールで質問しつもんしたのに対にたいし会社かいしゃ側がわは「総務そうむ省しょうに問題もんだいない旨むね確認かくにんを得えている」と返信へんしんしていたとしています。

一方いっぽう、総務そうむ省しょうの吉田よしだ博史ひろふみ情報じょうほう流通りゅうつう行政ぎょうせい局長きょくちょうはことし3月つき17日にちの国会こっかい答弁とうべんで、井い幡はた氏しら課長かちょう級きゅう以上いじょうの職員しょくいんに確認かくにんした結果けっかとして「いずれも外資がいし規制きせいに抵触ていしょくする可能かのう性せいがあるという報告ほうこくを東北新社とうほくしんしゃから受うけた記憶きおくはないということだ」と説明せつめいしています。

総務そうむ省しょう報告ほうこく書しょ受うけ調査ちょうさ進すすめる

関係かんけい者しゃによりますと、総務そうむ省しょうは、先月せんげつ末まつに東北新社とうほくしんしゃ側がわから調査ちょうさ報告ほうこく書しょの概要がいようについて連絡れんらくを受うけ、省内しょうないで調査ちょうさを進すすめています。

具体ぐたい的てきには、新あらたに明あきらかになった総務そうむ省しょうの幹部かんぶ職員しょくいんと会社かいしゃ側がわの20件けんの会食かいしょくについて、名前なまえがあがっている6人にんの幹部かんぶ職員しょくいんにヒアリングを行おこなうなどして、違法いほうな接待せったいかどうかを調しらべています。

また、接待せったいなどによって行政ぎょうせいがゆがめられたことがなかったか検証けんしょうを行おこなっている第三者だいさんしゃ委員いいん会かいは、外資がいし規制きせい違反いはん問題もんだいをめぐり、総務そうむ省しょう側がわが事前じぜんに違反いはんの事実じじつを認識にんしきしていたかどうかについても調査ちょうさしています。

東北新社とうほくしんしゃの調査ちょうさ報告ほうこく書しょでは、会社かいしゃに残のこっていたメールなどから「総務そうむ省しょうの当時とうじの課長かちょう2人にんに対にたいし、会社かいしゃ側がわが何なんらかの報告ほうこくを行おこなっていたと認定にんていすることが合理ごうり的てきだ」と結論けつろんづけていて、この2人にんに対にたいし、第三者だいさんしゃ委員いいん会かいは、ヒアリングを行おこなっているということです。

関係かんけい者しゃによりますと、2人にんはともに「東北新社とうほくしんしゃ側がわから、外資がいし規制きせいに違反いはんしていることを事前じぜんに聞きいた記憶きおくはない」と説明せつめいしているということで、双方そうほうの主張しゅちょうが真っ向まっこうから食い違くいちがう中なか、第三者だいさんしゃ委員いいん会かいがどのような結論けつろんを出だすかが焦点しょうてんとなっています。

総務そうむ省しょうは、内部ないぶ調査ちょうさと第三者だいさんしゃ委員いいん会かいの検証けんしょうの結果けっかを、来月らいげつ上旬じょうじゅんに取とりまとめ公表こうひょうする方向ほうこうで調整ちょうせいしています。

加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかん「総務そうむ省しょうで調査ちょうさ・検証けんしょうを」

加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、24日にちの午後ごごの記者きしゃ会見かいけんで「東北新社とうほくしんしゃの特別とくべつ調査ちょうさ委員いいん会かいによる調査ちょうさ報告ほうこく書しょが公表こうひょうされたことは承知しょうちしているが、詳細しょうさいな内容ないようは把握はあくしていない。総務そうむ省しょう職員しょくいんと東北新社とうほくしんしゃ役員やくいんとの会食かいしょく、同社どうしゃの外資がいし規制きせい違反いはんの問題もんだいなどについて報告ほうこくされたと承知しょうちしている」と述のべました。

そのうえで「現在げんざい、総務そうむ省しょうでは、検証けんしょう委員いいん会かいを立たち上あげ、東北新社とうほくしんしゃに関にかんする外資がいし規制きせい違反いはんの問題もんだいについての検証けんしょうを行おこなうとともに、倫理りんり規程きてい違反いはんの会食かいしょくについて、徹底的てっていてきな調査ちょうさが進すすめられていると承知しょうちしている。今回こんかいの東北新社とうほくしんしゃ側がわの報告ほうこくの中身なかみも念頭ねんとうにおきながら総務そうむ省しょうにおいてしっかり調査ちょうさ、検証けんしょうを進すすめてもらいたい」と述のべました。

立たつ民みん福山ふくやま幹事かんじ長ちょう「真実しんじつの調査ちょうさ報告ほうこくを」

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの福山ふくやま幹事かんじ長ちょうは、記者きしゃ団だんに対にたいし「これだけ総務そうむ省しょう幹部かんぶなどとの会食かいしょくがあったということは、接待せったいが常態じょうたい化かしていたということだ。こうした接待せったいに、菅かん総理そうり大臣だいじんの長男ちょうなんがどの程度ていど関かかわっていたのか、しっかり確認かくにんをしていきたい。外資がいし規制きせい違反いはんと接待せったいのつながりも含ふくめ、今後こんご、総務そうむ省しょうが真実しんじつの調査ちょうさ報告ほうこくを出だすよう強つよく求もとめていきたい」と述のべました。