衛星放送関連会社からの
接待問題で
懲戒処分を
受けた
総務省の
谷脇総務審議官について、
武田総務大臣は、NTTの
社長らとも
会食していた
事実が
確認され、
国家公務員の
倫理規程に
違反した
可能性が
高いとして、
大臣官房付に
異動させたと
発表しました。
事実上の
更迭とみられます。
総務省の
事務次官級の
幹部、
谷脇康彦総務審議官は、
衛星放送関連会社に
勤める菅総理大臣の
長男らから
違法な
接待を
受けていたとして
先月24
日、
懲戒処分を
受けたのに
続いて、NTTの
社長らとも
会食していたことが
先週明らかになりました。
これを受けて、武田総務大臣は、けさ記者団に対し、持ち回りの閣議の承認を経て谷脇氏をきょう付けで大臣官房付に異動させたことを発表しました。
事実上の更迭とみられます。
武田大臣は「総務省の調査の結果、谷脇総務審議官のNTT側との会食は、国家公務員倫理法令違反の可能性が高いと考えている。本人には衛星放送関連会社からの接待問題の際、ほかに倫理法令に違反する行為がないか再三にわたって確認してきた。報道を端緒として新たに違反が確認されたことは甚だ遺憾だ」と述べました。
そのうえで「国家公務員に対する信頼を著しく失墜させる行為を行ったことは誠に遺憾だ。徹底した真相究明を行ったうえで厳正に対処する」と述べました。
総務省の接待問題をめぐっては、衛星放送関連会社からの接待を受けていた幹部2人が、先月19日、大臣官房付に更迭されています。