街頭アンケートで
得た
個人情報をもとに
若者に
物件の
購入を
勧め、うその
内容で
住宅ローンを
申請させて
融資を
引き出したとして、
東京の
不動産会社の
役員らが
詐欺の
疑いで
逮捕されました。
警視庁は、年金などの意識調査と称して集めた6000人以上の若者の連絡先や年収などをリスト化し、物件を高値で売りつけていたと見て詳しく調べています。
逮捕されたのは
▽東京の不動産会社役員、渡辺賢容疑者(41)、
▽別の東京の不動産会社の元社員、鴨居和夫容疑者(39)、
▽高根沢直人容疑者(42)の3人です。
捜査関係者によりますと3人は、20代の男性に対して自分たちが取り扱う横浜市内のマンションの購入を勧めた上で、実際には投資目的なのに「居住用」だと偽って低金利の住宅ローンを申請させたということです。
虚偽の申請で金融機関からおよそ2900万円の融資を引き出したとして、詐欺の疑いが持たれています。
警視庁は3人が20代と30代を中心に120人にうその申請をさせ、およそ33億円の融資を金融機関から引き出していたほか、自分たちの物件を仕入れの数倍の高値で売りつけて利益を上げていたとみています。
また容疑者らは、東京・秋葉原などの街頭で年金や生活についてのアンケートと称して若者から電話番号や年収などを聞き出していたとみられ、関係先からは6600人分のリストが押収されたということです。
警視庁はこのリストを元に物件の売り先となる若者を選んでいたとみて調べています。