ウクライナ
情勢で
仲介役を
買って
出るなど存在感を
増す中東のトルコで14
日に
行われた
大統領選挙は、
現職のエルドアン
氏と
野党の
統一候補クルチダルオール
氏との
間で
接戦となっていて、
決選投票に
進む可能性も
伝えられています。
国際情勢にも影響を与えうる選挙の結果に注目が集まっています。
トルコで14日に行われた大統領選挙は、20年にわたって政権を率いてきた現職のエルドアン氏と、6つの野党の統一候補として初めて立候補したクルチダルオール氏との事実上の一騎打ちとなりました。
争点は20年にわたる長期政権の是非で、エルドアン氏は経済発展や外交面での成果を強調する一方、物価の高騰やことし2月に南部で発生した大地震の対応をめぐり、批判と逆風にもさらされてきました。
エルドアン氏は最大都市イスタンブールで投票を行った後、「トルコの民主主義を示したい。よりよいトルコになるように願っている」と述べました。
一方、クルチダルオール氏は首都のアンカラで投票後、「私たちは民主主義を失っていた。この国に春が来てそれが永遠に続くだろう」と述べました。
政府系通信社アナトリア通信によりますと、日本時間午前8時時点の開票率は96.15%で、得票率はエルドアン氏が49.44%、クルチダルオール氏が44.86%と接戦となっています。
いずれの候補も当選の条件となっている有効投票の過半数には届かず、2週間後の今月28日に決選投票が行われる可能性も伝えられています。
国際情勢にも影響を与えうる結果に注目が集まっています。