アメリカの9月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて24%上昇し、市場予想を上回りました。
アメリカ労働省が10日に発表した9月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて24%上昇し、事前に市場が予想していた23%を上回りました。
ただ、伸び率は6カ月連続で縮小しています。
また、物価の変動が大きい食品とエネルギーを除いた指数は33%の上昇で、伸び率は8月の32%を上回りました。
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は先月の会合で政策金利をおよそ4年半ぶりに05%引き下げ、金融政策を引き締めから緩和へと転換しました。
FRBは年内に残る2回の会合で計0.5%の利下げを見込んでいて、今後の雇用や物価の情勢を見極めながら利下げのペースを判断することになります。