この家に住む女性によると、19日の夜、就寝中に階下の台所から音が聞こえたため家族が行ってみると、壁の穴からゾウの頭が出ていました。
台所の壁には先月もゾウが体当たりして、その時の穴をまだ修理していなかったということです。
野生生物保護当局は日ごろから、塩などのミネラルを求めるゾウに注意するよう住民に呼び掛けてきました。
この地域では果物の収穫期などにゾウがよく目撃されます。女性の家はゾウが生息する国立公園の入り口から近いために狙われたとも考えられます。
人間による開発が進んでゾウの生息地が破壊されることによるせめぎ合いは、タイだけでなくインドなど、アジア各地で近年激化しています。