東京都の
新型コロナウイルスの
感染状況と
医療提供体制を
分析・
評価するモニタリング
会議が
開かれ、
新規陽性者数の7
日間平均が
初めて3
万人を
超えて
過去最多となったことを
受けて、
専門家は「
誰もがいつ
どこで
感染してもおかしくない
状況だ」として
強い危機感を
示し、みずからが
身を
守る行動を
徹底するよう
訴えました。
東京都はモニタリング会議を開き、都内の感染状況と医療提供体制の警戒レベルをいずれも最も深刻なレベルで維持しました。
新規陽性者の7日間平均は、モニタリング会議に報告される数字としては初めて3万人を超えて、過去最多の3万2921人となり、前の週のおよそ1.1倍となりました。
会議では、いまの増加のペースが続けば、8月10日時点では3万6213人となる予測が示されました。
専門家は「これまでに経験したことのない爆発的な感染状況が続いて、誰もがいつどこで感染してもおかしくない状況だ」として強い危機感を示しました。
そのうえで、エアコンの使用中での換気や3密の回避、それに人と人との距離の確保などの基本的な感染防止対策で、みずからが身を守る行動を徹底するよう訴えました。
小池知事は、モニタリング会議のあと、新型コロナの感染急拡大を受け、政府が新たに導入した「BA.5対策強化宣言」を出す考えがあるかどうか報道陣から質問されたのに対し「すでに8月21日までを特別期間として設け、帰省や旅行、そのほか職場などでの留意点を示して、感染対策を徹底してもらうようにしていて、そちらで対策していきたい」と述べるにとどまりました。