金の国内小売価格の指標とされる、田中貴金属工業の16日の店頭小売価格は、13日に比べて262円上がり、1グラムあたり1万233円で、最高値を更新しました。
先月21日に1万178円の最高値をつけた金の価格は、今月6日に9621円まで下落しましたが、その後、上昇に転じ、この10日間で600円以上値上がりしました。
中東情勢の緊迫化を背景に、安全な資産とされる金の需要が、国際的に高まっていることが要因とみられています。
一方、日経平均株価は、中東情勢を受けて一時700円以上、値を下げる場面もあり、終値は先週末に比べて656円96銭安い、3万1659円3銭でした。