緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの期間きかん 延長えんちょうは専門せんもん家かの意見いけん聞きき慎重しんちょうに判断はんだん 首相しゅしょう

この中なかで、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんについて「５月ごがつ６ろく日にちまでの期間きかんを延のばすかどうか、あくまでも専門せんもん家かの皆みなさんの話はなしを聞きいたうえで判断はんだんしていきたい。大切たいせつなことは、最低さいていでも７なな割わり、極力きょくりょく８はち割わり、人ひととの接触せっしょくを減へらすことだ」と強調きょうちょうしました。

そのうえで「過去かこにスペインかぜの大だい流行りゅうこうがあった時ときにも、いったん収おさまったあとに再ふたたび感染かんせんが拡大かくだいして大おおきな被害ひがいが出でた。こういう教訓きょうくんにも学まなばなければならない」と述のべ、延長えんちょうするかどうかは慎重しんちょうに判断はんだんする考かんがえを示しめしました。

公共こうきょう交通こうつう機関きかん 減げん便びん要請ようせいの考かんがえなし

鉄道てつどうや航空こうくう機きなどの公共こうきょう交通こうつう機関きかんについては、「国民こくみん生活せいかつや経済けいざい活動かつどうを支ささえるインフラであり、必要ひつような機能きのうを維持いじすべきだ」と述のべ、宣言せんげんの期間きかん中ちゅう、事業じぎょう者しゃに減げん便びんを要請ようせいする考かんがえはないことを明あきらかにしました。

ＷＨＯだぶりゅ-えいちお- 分担ぶんたん金きん削けずらないが問題もんだい点てんあるのも事実じじつ

ＷＨＯだぶりゅ-えいちお-＝世界せかい保健ほけん機関きかんの在り方ありかたについて安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「現場げんばで支援しえんを実施じっしし、知見ちけんも有ゆうするＷＨＯだぶりゅ-えいちお-の協力きょうりょくは不可欠ふかけつであり、日本にっぽんが分担ぶんたん金きんを削けずることなどは全まったく考かんがえていない」と述のべる一方いっぽう、問題もんだい点てんや課題かだいがあるのも事実じじつだとして、事態じたいの収束しゅうそく後ごに検証けんしょうすべきだという考かんがえを示しめしました。

星野ほしの源はじめさん動画どうが「賛否さんぴ両論りょうろんあった」

安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、音楽おんがく家かの星野ほしの源はじめさんの楽曲がっきょくとともにみずからの様子ようすを撮影さつえいした動画どうがをＳＮＳに投稿とうこうしたことに批判ひはんが出でていることについて、「若わかい皆みなさんの感染かんせんが増ふえている中なかで、さまざまな工夫くふうをした。さまざまな批判ひはんは受け止うけとめているが、賛否さんぴ両論りょうろんあった」と述のべました。

そのうえで、これまでの政府せいふの対応たいおうについて、「専門せんもん家かの協力きょうりょくや助言じょげんをいただきながら、やるべきことはすべてやってきた。至いたらない点てんはあったとは思おもうが、とにかく１いち日にちも早はやく収束しゅうそくさせることに全力ぜんりょくを尽つくしていきたい」と述のべました。

諮問しもん委い 尾身おみ会長かいちょう「来月らいげつ６ろく日にちごろ 大体だいたいの評価ひょうか言いえる」

政府せいふの「諮問しもん委員いいん会かい」の尾身おみ茂しげる会長かいちょうは、安倍あべ総理そうり大臣だいじんの記者きしゃ会見かいけんに同席どうせきし、「感染かんせん者しゃ数すうのカーブが期待きたいするような下さがり方かたをしているのかなどの評価ひょうかをするのはまだ早はやすぎる。来月らいげつ６ろく日にちごろになれば大体だいたいのことが言いえるので、その評価ひょうかを基もとに、その先さきどうすべきかを専門せんもん家かとして政府せいふに提言ていげんしたい」と述のべました。

また、「ほぼ間違まちがいなく言いえることは、感染かんせんが下火したびになっても、その後そのご、全まったくゼロになることはあり得えず、小ちいさなヤマが何なん度どか繰り返くりかえしてくることを当分とうぶん覚悟かくごしておいたほうがよい。その時々ときどきの感染かんせんレベルに応おうじて、対策たいさくのガードを上あげたり下さげたりすることは必要ひつようになってくると思おもう」と指摘してきしました。