空調設備の
配管に
使われる
部品などの
メーカー4
社が、
販売価格を
不当に
引き上げるカルテルを
結んでいたとして、
公正取引委員会が
独占禁止法違反の
疑いで、
立ち入り検査したことが
関係者への
取材で
分かりました。
立ち入り検査を受けたのは、いずれも配管部品の製造や販売を行う、群馬県太田市の「ベンカン機工」、兵庫県洲本市の「淡路マテリア」、大阪市西成区の「古林工業」、東京 大田区の「日本ベンド」の4社です。
関係者によりますと、4社は高層ビルの空調設備や石油工場などの配管をつなぎ合わせる部品をめぐり、販売価格を不当に引き上げるカルテルを結んでいた疑いがあるということです。
4社は、遅くとも平成29年ごろから担当者らが会合したり、メールで連絡を取り合ったりしてカルテルを繰り返していたとみられています。
公正取引委員会は25日、4社の本社や営業所などを立ち入り検査し、詳しいいきさつを調べています。
このうち、ベンカン機工は「公正取引委員会の調査が入ったことは事実です。調査に協力していきます」としています。
ほかの3社は「担当者がおらずコメントできない」としています。