池袋いけぶくろ 暴走ぼうそう事故じこ 厳罰げんばつ求もとめる署名しょめい １いちか月かげつで20万まん人にん超ちょう 大おおきな反響はんきょう

警視庁けいしちょうは過失かしつ運転うんてん致死傷ちししょうの疑うたがいで捜査そうさを進すすめています。

事故じこを受うけて松永まつながさんの夫おっとら遺族いぞくは、ドライバーに厳罰げんばつを求もとめる署名しょめい活動かつどうを先月せんげつから始はじめ、現場げんば近ちかくの街頭がいとうや真菜まなさんの出身しゅっしん地ちの沖縄おきなわ県けん、インターネットなどで協力きょうりょくを呼よびかけました。

その結果けっか、およそ１いちか月かげつで全国ぜんこくから20万まん人にんを超こえる署名しょめいが集あつまったということです。

公開こうかいされている署名しょめいの送り先おくりさきには手紙てがみも多おおく寄よせられ、「高齢こうれいの親族しんぞくが事故じこをきっかけに免許めんきょ証しょうを返納へんのうした」「家族かぞくで車くるまの安全あんぜん運転うんてんを話し合はなしあった」などとつづられています。

遺族いぞくはこれまで記者きしゃ会見かいけんを開ひらくなど「交通こうつう事故じこ対策たいさくが進すすむきっかけにしてほしい」と繰り返くりかえし訴うったえてきました。

その思おもいが社会しゃかい的てきに大おおきな反響はんきょうを呼よんでいます。

松永まつながさんの夫おっとは「大おおきな事故じこを起おこしても軽かるい罰ばちで済すんでしまえば同おなじような事故じこが再ふたたび起おきてしまう。２に人にんの死しをむだにしないため、法律ほうりつや制度せいどなどの改正かいせいにつなげてほしい」と訴うったえています。

池袋いけぶくろ事故じこ後ごに高齢こうれい事故じこが減少げんしょう

池袋いけぶくろの事故じこのあと高齢こうれいドライバーによる事故じこは少すくなくなっています。

警視庁けいしちょうは今回こんかいの事故じこをきっかけに社会しゃかい的てきな関心かんしんが高たかまったことが背景はいけいにあるとみています。

警視庁けいしちょうによりますと、東京とうきょう都内とないでは、ことしに入はいってから池袋いけぶくろの事故じこのあった４月しがつまでは65歳さい以上いじょうのドライバーによる事故じこが1979件けんと、去年きょねんの同おなじ期間きかんに比くらべて27件けん多おおくなっていました。

ところが、翌月よくげつの５月ごがつから先月せんげつまでの３さんか月かげつ間かんでは1281件けんと、去年きょねんより90件けん、率りつにして６ろく％余あまり少すくなくなりました。

特とくに、このうち死亡しぼう事故じこは２に件けんと、去年きょねんより５ご件けん少すくなくなりました。

警視庁けいしちょうは、池袋いけぶくろの事故じこをきっかけに運転うんてん免許めんきょの返納へんのうが急増きゅうぞうするなど、高齢こうれいドライバーの運転うんてんに社会しゃかい的てきな関心かんしんが高たかまったことが背景はいけいにあるとみています。