地球からおよそ3億キロ離れた小惑星「リュウグウ」で、去年6月から探査を続けている「はやぶさ2」は、これまでに2度の着陸に成功し、小惑星の岩石が入ったと見られるカプセルを地球の大気圏に突入させ回収する計画です。
JAXAは記者会見を開き、このカプセルを来年11月から12月ごろに、初号機と同じオーストラリアのウーメラという砂漠に落下させる計画を明らかにしました。
落下させる場所は軌道の関係から南半球にする必要があり、初号機の実績もあるため、オーストラリアの宇宙機関と交渉を重ね、大筋で合意ができたということです。
JAXAの吉川真ミッションマネージャは「手続きは最後まで慎重に進め帰還に備えていきたい」と話しています。