韓国のムン・ジェイン(
文在寅)
大統領が
新しい法相に
起用すると
発表し、
その後、
娘の
大学への
不正入学などの
疑惑が
浮上した
側近のチョ・グク
氏が
会見を
開き、
一連の
疑惑を
否定して
潔白を
主張しました。チョ
氏は
法相への
就任に
意欲を
示していて、
会見で
説明責任は
果たしたとして
幕引きを
急ぎたい
思惑が
あるとみられます。
韓国のムン・ジェイン
大統領が
新しい法相に
起用すると
発表した、
側近で
前の
首席補佐官のチョ・グク
氏をめぐっては、
不正蓄財の
ほか、
娘を
名門大学に
不正入学させたり
奨学金を
不正に
受給したりしていたとされる
疑惑が
浮上し、
検察が
強制捜査に
乗り出しています。
これについてチョ氏は2日国会で記者会見を開き、「大きな失望を与えたことを深く反省し謝罪する」と述べました。
一方で取り沙汰されている一連の疑惑は事実ではないとして潔白を主張し、「虚偽の事実で私の子どもを攻撃するのはやめてもらいたい」と反論しました。
国会では2日から2日間、チョ氏に対する聴聞会が予定されていましたが、証人に家族を含めるかどうかなどで与野党が対立し開かれませんでした。
チョ氏は依然法相の就任に意欲を示していて、2日の会見でみずからの説明責任は果たしたとして幕引きを急ぎたい思惑があるとみられます。
これを受けムン大統領は、聴聞会の開催にかかわらず来週9日にもチョ氏を法相に任命するのではないかという見方が強まっています。