医学の技術が進んで、とても小さく生まれた赤ちゃんや、重い病気の赤ちゃんが元気に育つようになりました。しかし、このような赤ちゃんが治療で入院しているとき、家族は赤ちゃんと長い時間一緒にいることができませんでした。
神奈川県立こども医療センターは、入院している赤ちゃんと家族が一緒に生活できる部屋を6つつくりました。
部屋には、家族が寝るベッドがあります。夜の治療で使うライトは、寝ている家族が起きないように光が当たる場所を狭くしました。機械の音を聞こえにくくするため、部屋には鳥の声などを流しています。
毎日赤ちゃんの世話に来ているお母さんは「家と同じように子どもと一緒にいることができます。安心できて子どもにも両親にもとてもよいと思います」と話していました。