千葉県市原市の「
千葉県循環器病センター」では、
停電の
影響を
受け、
自家発電で
機能の
維持をはかる
一方、
一部の
外来の
受け付けを
制限する
などして
対応しています。
千葉県市原市鶴舞の「
千葉県循環器病センター」は
災害拠点病院に
指定されていますが、
9日午前4時ごろに
停電しました。
このため、
酸素ボンベや
点滴など患者の
生命維持に
電気が
必要なところや、
電子カルテや
診察室の
一部の
照明などに
自家発電で
電力を
供給して
対応しています。
一方で冷房などの空調は使えないため、室内の気温が上がる中、病院では一部の外来の診察を制限するなどの対応をとりました。
病院によりますと、9日の外来の予約は280件ほどあったということですが、緊急で処置が必要な患者などに限定して対応したということです。
市原市の88歳の男性は、「3か月に1度、心臓の薬をもらわなくてはいけませんが、きょうで薬がなくなってしまうところだったので、対応してもらえて本当に安心しました」と話していました。
千葉県循環器病センターの村山博和病院長は、「医療現場での停電は、非常に困ります。これ以上停電が長引いたら、重篤な患者は転院させなくてはいけなくなるため、早く復旧するよう、祈るばかりです」と話していました。
病院では、このまま停電が続けば10日も患者の対応を一部制限するということです。