日本新聞: お盆休み最終日全国各地の動きまとめ

「お盆おぼん休やすみもきょうで終おわり」

「あしたから仕事しごと」

という人ひとも多おおいのではないでしょうか？

地震じしんや台風たいふうの影響えいきょうで、予定よていの変更へんこうを余儀よぎなくされた方ほうもいるかと思おもいます。

みなさんはことしのお盆おぼん休やすみ、どう過すごされましたか？

（8月つき18日にちの各地かくちの動うごきをまとめています）

奈良なら大和やまと郡山こおりやま金魚きんぎょすくいの腕前うでまえ競きそう全国ぜんこく大会たいかい

全国ぜんこく有数ゆうすうの金魚きんぎょの産地さんち、奈良なら県けん大和やまと郡山こおりやま市しで、金魚きんぎょすくいの腕前うでまえを競きそう全国ぜんこく大会たいかいが開ひらかれています。

この大会たいかいは、金魚きんぎょの養殖ようしょくが盛さかんな大和やまと郡山こおりやま市しなどが「金魚きんぎょのまち」をアピールしようと平成へいせい7年ねんから開ひらいていて、29回かい目めのことしは、全国ぜんこく各地かくちから1700人にん余あまりが参加さんかしました。

大会たいかいは、3人にん1組くみで競きそう団体だんたい戦せんと、一般いっぱんと小・中学生しょうちゅうがくせいの2つの部門ぶもんの個人こじん戦せんが行おこなわれ、それぞれ3分間ふんかんにすくう金魚きんぎょの数かずを競きそいます。

会場かいじょうでは午前ごぜん中ちゅう、181チームが参加さんかした団体だんたい戦せんが行おこなわれ、各かくチームのメンバーがおよそ1000匹ひきの金魚きんぎょが入はいった水槽すいそうを囲かこみ、スタートの合図あいずとともに丸まるい枠わくに和紙わしをはった「ポイ」という道具どうぐを操あやつりながら次々つぎつぎと金魚きんぎょをすくっていました。

地元じもとの50代だいの女性じょせいのチームは「日頃ひごろの練習れんしゅうの成果せいかが発揮はっきできました」と話はなす一方いっぽう、兵庫ひょうご県けんから参加さんかした家族かぞくは「初はじめて参加さんかしましたが、1匹ひきしかすくえませんでした。素人しろうとが参加さんかする大会たいかいではないと実感じっかんしました」と話はなしていました。

団体だんたい戦せんは1回戦かいせんを勝ち抜かちぬいた25チームで決勝けっしょうを行おこなった結果けっか、合計ごうけい79匹ひきの金魚きんぎょをすくったチームが優勝ゆうしょうしました。

大会たいかいは午後ごごから個人こじん戦せんが行おこなわれます。

鳥取とっとり「米子よなごがいな祭まつり」で「万まん灯とう」に触ふれて楽たのしむ

山陰やまかげを代表だいひょうする夏なつ祭まつりの一ひとつ、「米子よなごがいな祭まつり」が鳥取とっとり県けん米子よなご市しで開ひらかれ、最大さいだいの呼び物よびものの「がいな万まん灯とう」が行おこなわれました。

「米子よなごがいな祭まつり」は、「大おおきい」という意味いみの方言ほうげん「がいな」から名付なづけられた夏なつ祭まつりで、51回かい目めのことしは、17日にちからJR米子よなご駅前えきまえを中心ちゅうしんに開ひらかれています。

17日にち夜よるは、はっぴ姿すがたの人ひとたちがちょうちんを飾かざりつけた竹たけざおを担かついで街まちを練り歩ねりあるく「がいな万まん灯とう」が行おこなわれました。

35チームの担かつぎ手しゅが「万まん灯とう」を額がくや腰こしに乗のせながら、傘かさや扇子せんすを出だして広ひろげる大技おおわざなどを披露ひろうすると観客かんきゃくが拍手はくしゅを送おくっていました。

ことしは、観客かんきゃくに「万まん灯とう」に触ふれてもらう時間じかんが設もうけられ、子こどもたちが実際じっさいに竹たけざおを持もったり、ちょうちんに触さわったりして楽たのしんでいました。

11歳さいの女の子おんなのこは「みんなで盛り上もりあがって楽たのしかった。万灯まんどうをやりたくなりました」と話はなしていました。

また、「万まん灯とう」の担かつぎ手しゅを務つとめた地元じもとの男性だんせいは、「先人せんじんから引き継ひきついできたがいな万まん灯とうが米子よなごの地ちにしっかりと根ねづいてほしいと思おもいます」と話はなしていました。

「米子よなごがいな祭まつり」は、18日にち午後ごご7時半じはんから米子よなご港こうで500機きのドローンが夜空よぞらに模様もようなどを描えがくショーと花火はなび大会たいかいが行おこなわれ閉幕へいまくします。

東京とうきょう渋谷しぶや「夏なつの風物ふうぶつ“止とめ”展てん」で温暖おんだん化かについて考かんがえる

記録きろく的てきな猛暑もうしょが続つづく中なか、地球ちきゅう温暖おんだん化かの影響えいきょうについて考かんがえてもらおうと姿すがたを変かえつつある夏なつの風物詩ふうぶつしを紹介しょうかいする催もよおしが東京とうきょう・渋谷しぶや区くで開ひらかれています。

これは身近みぢかなことから地球ちきゅう温暖おんだん化かや再生さいせいエネルギーの活用かつようについて考かんがえてもらおうと環境かんきょうNGOの「WWFジャパン」が企画きかくしたものです。

渋谷しぶや区くの会場かいじょうには、猛暑もうしょの影響えいきょうを受うけて姿すがたを変かえつつある夏なつの風物詩ふうぶつしとして夏なつ祭まつりや学校がっこうのプール、そして、高校こうこう野球やきゅうのルールなどがパネルで紹介しょうかいされています。

また、この夏なつも高値たかねとなっているキュウリやトマトなどの夏なつ野菜やさいも展示てんじされていて、このまま温暖おんだん化かが進すすめば、将来しょうらい十じゅう分ふんに楽たのしめなくなるかもしれないとのメッセージが添そえられています。

さらに、会場かいじょうには来場らいじょう者しゃがメッセージを書き込かきこむコーナーが設もうけられ、「日本にっぽんの夏なつの文化ぶんかを守まもるために太陽光たいようこう発電はつでんを増ふやしてほしい」といった意見いけんが寄よせられていました。

都内とないの小学しょうがく5年生ねんせいの女の子おんなのこは「海うみで遊あそぶのが好すきなので、温暖おんだん化かで砂浜すなはまがなくなってしまわないようにしてほしい」と話はなしていました。

また、横浜よこはま市しの60代だいの女性じょせいは、「改あらためてこんなにいろいろなことが影響えいきょうを受うけているのかと驚おどろきました」と話はなしていました。

「WWFジャパン」の吉川よしかわ景けい喬たかしさんは、「身近みぢかなことから地球ちきゅう環境かんきょうや再生さいせいエネルギーについて考かんがえてもらうきっかけになれば」と話はなしていました。

山形やまがた鶴岡つるおか「だだちゃ豆まめ」の収穫しゅうかく体験たいけん

山形やまがた県けん鶴岡つるおか市しで栽培さいばいされている特産とくさんの枝豆えだまめ、「だだちゃ豆まめ」の収穫しゅうかくを体験たいけんする催もよおしが開ひらかれました。

「だだちゃ豆まめ」は山形やまがた県けん鶴岡つるおか市しで江戸えど時代じだいから栽培さいばいされている強つよい甘あまみと濃厚のうこうな味あじわいが特徴とくちょうの枝豆えだまめでこの時期じきは、主力しゅりょく品種ひんしゅの「白山はくさん」が収穫しゅうかく時期じきを迎むかえています。

地元じもとの農事のうじ組合くみあい法人ほうじんは、「だだちゃ豆まめ」の収穫しゅうかくを体験たいけんできる催もよおしを8年ねん前まえから開ひらいていて、18日にちは、親子おやこ連づれなどおよそ40人にんが集あつまりました。

会場かいじょうとなった布目ぬのめ地区ちくにある畑はたけでは午前ごぜん8時じすぎから、参加さんかした人ひとたちが根ねっこから引き抜ひきぬいて豆まめをもぎ取もぎとる方法ほうほうを生産せいさん者しゃから教おそわりながら収穫しゅうかくしていました。

鶴岡つるおか市しでは先月せんげつ25日にちの記録きろく的てきな大雨おおあめで、「だだちゃ豆まめ」を栽培さいばいする多おおくの畑はたけが水みずにつかり、一部いちぶが出荷しゅっかできなくなる被害ひがいが出でましたが、「白山はくさん」はおおむね例年れいねん並なみの収穫しゅうかく量りょうを見込みこんでいるということです。