インド南部ゴア州オールドゴアで21日、日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエル(1506~52年)の遺体の一般公開が始まり、多くの信者らが祈りをささげた。公開は10年に1度の機会で来年1月5日まで。
遺体は普段、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産「ボム・ジーザス教会」に安置されているが、公開のため近くの大聖堂に移された。遺体が納められた透明のひつぎが台車に乗せられて移動すると、集まった信者や観光客らは手で十字を切ったり、スマートフォンで写真を撮ったりした。
ミイラ化した遺体は衣装をまとい、ひつぎにあおむけで納められている。