選手せんしゅの唇くちびるにキスしたスペインサッカー連盟会長れんめいかいちょう、一転謝罪いってんしゃざい

スペインサッカー連盟れんめいのルイス・ルビアレス会長かいちょうが、２０日はつかに行おこなわれたＦＩＦＡ女子じょしワールドカップ（Ｗ杯はい）表彰式ひょうしょうしきでスペイン代表だいひょうのジェニファー・エルモソ選手せんしゅ（３３）の唇くちびるにキスしたことをめぐり、「過あやまちを犯はんした」として謝罪しゃざいした。

ルビアレス会長かいちょうに対たいしては、政治家せいじかやジャーナリストからも「容認ようにんできない」「気分きぶんが悪わるい」などと非難ひなんする声こえが広ひろがっていた。

「確たしかに私わたしは過あやまちを犯はんした。それは認みとめなければならない。高揚こうようする瞬間しゅんかんにおいて、一切いっさいの悪意あくいなく、ああいうことになった。非常ひじょうに自然発生的しぜんはっせいてきだったと思おもう。繰くり返かえすが、私わたしたち２人ふたりのいずれの間まにも、悪意あくいはなかった」。ルビアレス会長かいちょうは動画声明どうがせいめいでそうコメントしている。

「私わたしたちがそれを理解りかいできなかったのは、私わたしたちに見みえていたのは自然しぜんで、普通ふつうで、繰くり返かえしになるが全まったく悪意あくいのないことだったからだ。だが外そとから見みれば大騒おおさわぎになってしまったようであり、もし不快ふかいな思おもいをした方ほうがいたとすれば、申もうし訳わけないと言いわざるをえない」

ルビアレス会長かいちょうは、決勝戦後けっしょうせんごの表彰式ひょうしょうしきで壇上だんじょうに立たち、エルモソ選手せんしゅを抱だきしめて両手りょうてで頭あたまを抱かかえ、唇くちびるにキスしていた。

エルモソ選手せんしゅはその後ご、インスタグラムに掲載けいさいされた動画どうがの中なかで「嫌いやだった」と告白こくはくしている。

謝罪声明しゃざいせいめいの中なかでルビアレス会長かいちょうは、スペインサッカー連盟会長れんめいかいちょうとして今後こんごはもっと慎重しんちょうになる必要ひつようがあるとの認識にんしきを示しめし、ラジオ局きょくの取材しゅざいで「馬鹿ばかに対たいして聞きく耳みみなど持もたない」などと言いい放はなったことについては、「外そとから見みれば違ちがって見みえたはずであり、彼かれらには彼かれらの理由りゆうがあることは理解りかいしている。そうした方かたたちにも申もうし訳わけないと言いいたい」と謝罪しゃざいした。