中国政府は日本など11カ国が参加するTPP(環太平洋経済連携協定)への加入を正式に申請しました。
中国商務省は16日、TPPに加入するためニュージーランドの担当大臣に申請書類を提出したと発表しました。
中国としてはアメリカが脱退したTPPに加わることで、国際的な地位の向上やアジア太平洋地域における主導権の確立につなげたい狙いがあるとみられます。
一方で、「TPPの厳しいルールを中国が守れるのか」といった懸念が以前から出ているほか、中国と貿易面での対立が深まるオーストラリアなどもTPPに加盟していて、手続きがスムーズに進むかは不透明です。