アメリカ南部テキサス州に、政情不安が続く中米ハイチ出身者を中心に、難民申請を希望する人たちが続々と押し寄せています。手続きを待つ人は1万人を超えているということです。
ロイター通信などによりますと、国境沿いのテキサス州デル・リオにある橋の下には仮設のキャンプが作られ、大勢の人が手続きを待っています。その数は今週はじめの数百人から一気に増えて、15日夕方には1万人を超えました。多くがハイチ出身だということで、アメリカメディアは、7月の大統領暗殺や先月の大地震などが続く中、政情不安が背景にあると指摘しています。
キャンプは高温に加え衛生状態が悪化していて、移民に寛容とされるバイデン政権がこの状況を招いたなどの批判も出ています。