中国の通信機器大手ファーウェイは24日、北京で記者会見を開き、アメリカ政府による制裁を背景に今年のスマートフォンの売り上げが去年より最大で8割減るとの見通しを明らかにしました。
ファーウェイの徐直軍 輪番会長は24日に北京で開かれた記者会見でこう述べ、今年のスマートフォン部門の売り上げが去年より最大で400億ドル、日本円で4兆4000億円減少する見通しを明らかにしました。アメリカ政府の制裁によって去年秋以降、最先端の半導体チップを入手できない状態が大きく影響した形です。
徐氏は「アメリカの制裁には慣れてきている」と強調する一方、「5年後も10年後もファーウェイが存続していることが希望だ」と語りました。今後は、5GとAI=人工知能を組み合わせて、あらゆる産業に応用することで収益の柱にしたい考えです。