どうやって決まっているか、分かりますか?
気象庁が表現している台風の「強さ」と「大きさ」についてまとめました。
まず「強さ」は、台風の中心付近の最大風速で決まります。
台風は熱帯低気圧のうち、最大風速がおよそ17メートル以上のものを指しますが、
最大風速が
▽33メートル以上44メートル未満で「強い」、
▽44メートル以上54メートル未満で「非常に強い」、
そして、
▽54メートル以上になると「猛烈な」と表現します。
台風16号は、いったん最大風速が下がったので「猛烈」から「非常に強い」勢力になりました。
一方、台風の「大きさ」を表す表現は、風速15メートル以上の「強風域」の半径で決まります。強さとは別です。
強風域の半径が、
▽500キロ以上800キロ未満で「大型」、
▽800キロ以上を「超大型」と表します。
強風域の半径が500キロ未満の場合は、大きさは表現しません。
「大型」の台風の場合、強風域の円は本州の大半を覆うほどで「超大型」になると、北海道から九州にまで達します。
これとは別に台風情報では「暴風域」が描かれることもあります。
これは、風速25メートル以上の暴風が吹く可能性のある範囲です。