米ニューヨーク州ロチェスターで26日、女性参政権運動のリーダー、スーザン・アンソニーの元住居に開設された博物館の裏口ポーチを焼く火事がありました。当局は不審火として調べています。
消防当局の報道官によると、同日午前1時ごろに自動火災報知器が作動し、消防隊が出動しました。
博物館のデボラ・ヒューズ館長によると、現場の防犯カメラの映像には、出火直前に家の裏庭と裏口ポーチに立つ人物の姿が映っています。ヒューズ氏は「だれがこんなことをしたのか」「女性の権利を主張する博物館だという理由で狙われた可能性もある」と話しました。
同報道官によれば、消防士らは展示品を家の中の安全な場所へ丁寧に移し、炎や煙、水が家の中に入り込まないよう細心の注意を払って消火作業を進めました。裏口ポーチは焼失したものの、室内はほぼ無傷だったということです。