英ロンドンのテムズ川南岸の地区リッチモンドです。害獣駆除業者のマイケル・コーツさんは、用心深いネズミを探してごみ箱を点検していました。
「あそこには間違いなく何かがいる」。ごみがあふれた容器を蹴りながらコーツさんが言いました。「ネズミたちは小さなサバイバルマシンのようなもの。捨てられた食品がいつもある場所には必ず戻って来る」
ロックダウン(都市封鎖)が長引く中、ロンドン市内ではネズミが人目に付きやすくなっています。
しかも、害獣駆除業者によると、ロンドン中心部の繁華街で多くの飲食店やオフィスビルが使われない状態が続く中、ネズミたちは餌を求めて住宅地へ移動しているということです。