韓国の自動車メーカー、現代自動車が全世界で電気自動車(EV)8万2000台のリコール(回収 ・無償修理)を実施することが26日までに分かりました。車両の絡む出火が15件報告されたことを受け、バッテリーを交換します。リコールにかかる費用は1兆ウォン(約950億円)と、過去最高額になる見通しです。
1台当たりの費用は平均で1万1000ドル(約117万円)に上るとみられます。
電気自動車のバッテリーを丸ごと交換するには、内燃機関の車のエンジンを完全に入れ替えるのと同程度の労力とコストがかかります。
現代製電気自動車の出火で負傷者は出ていません。これらの不具合の大半は車両の電源が切られ、車内に人がいない状況で起きています。