中国人民銀行は国際的なデジタル通貨の運用を目指してタイなどと共同研究を始めると発表しました。
中国人民銀行は24日、タイやアラブ首長国連邦、香港の中央銀行と協力してデジタル通貨の国境をまたぐ決済で研究を開始すると発表しました。
中国はすでに去年から深センなど複数の都市で「デジタル人民元」の実証実験を行っていて、来年の北京オリンピックをめどに実用化に踏み切りたい考えです。
これに先立って各国との協力を始めることでデジタル通貨分野での枠組み作りを主導するとともに、「デジタル人民元」の国際化を図り、ドルの覇権に挑む狙いもありそうです。