AP通信などによりますと、ナイジェリア北部のザムファラ州で26日夜、武装したグループが学校を襲い、女子生徒317人を拉致しました。襲われた学校は全寮制で、現地の映像からは荒らされたベッドなどが確認できます。
ナイジェリアでは学校を狙った拉致事件が相次ぎ、17日にも生徒ら42人が連れ去られたばかりで、政府は否定しているものの、政府が武装集団との交渉に応じて多額の身代金を支払うため事件を助長しているとの批判も出ています。
ナイジェリアは2014年にイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が女子生徒270人あまりを拉致した事件でも知られますが、当時、拉致された女子生徒のうち100人はいまも行方が分かっていないということです。