インドネシア・ジャカルタを出発した国内線の旅客機が海に墜落した事故で、遺体などの引き上げ作業が続くなか、ブラックボックスの位置が特定されました。
乗客乗員62人が搭乗していたスリウィジャヤ航空182便は、現地時間の9日午後2時半ごろにジャカルタの国際空港を離陸し、およそ4分後にジャワ島とカリマンタン島の間の海域に墜落しました。現場からは複数の遺体や機体の一部が発見され、引き上げ作業が行われています。
運輸当局は10日、運航データなどを記録したブラックボックス2個の位置を特定したと明らかにしました。ダイバーが捜索しましたがこの日の作業では見つからず、当局は11日以降、範囲を拡大して捜索を続ける方針です。
管制レーダーには墜落前の1分たらずの間に機体が3000メートル以上高度を下げたことが記録されていて、当局が事故原因の特定を急いでいます。