日本新聞: 液化CO2輸送船開発海運と造船7社共同でタンク設計など検討へ

液化えきかCO2輸送ゆそう船せん開発かいはつ海運かいうんと造船ぞうせん7社しゃ共同きょうどうでタンク設計せっけいなど検討けんとうへ

Sep 5, 2024 07:09

Furigana

脱だつ炭素たんそへの対応たいおうが課題かだいとなる中なか、日本にっぽんの海運かいうん会社かいしゃと造船ぞうせん会社かいしゃの合あわせて7社しゃは、液化えきかした二に酸化さんか炭素たんその輸送ゆそう船せんの開発かいはつに向むけて、共同きょうどうでタンクの設計せっけいや輸送ゆそう方法ほうほうを検討けんとうすることになりました。

脱だつ炭素たんそ社会しゃかいの実現じつげんに向むけて、国くには火力かりょく発電はつでん所しょなどから出でる二に酸化さんか炭素たんそを分離ぶんり、回収かいしゅうし、地下ちかにまとめてためる技術ぎじゅつを2030年ねんまでに事業じぎょう化かする目標もくひょうを掲かかげる一方いっぽう、実現じつげんに向むけては液化えきかした二に酸化さんか炭素たんそを大量たいりょうに輸送ゆそうする船ふねの開発かいはつが欠かかせません。

このため、海運かいうん大手おおての川崎かわさき汽船きせん、商船しょうせん三井みつい、日本にっぽん郵船ゆうせんや、造船ぞうせん会社かいしゃの三菱みつびし造船ぞうせん、今治いまばり造船ぞうせん、ジャパンマリンユナイテッド、日本にっぽんシップヤードの合あわせて7社しゃは、共同きょうどうでタンクの設計せっけいや輸送ゆそう方法ほうほうを検討けんとうすることになりました。

具体ぐたい的てきには、液化えきか二に酸化さんか炭素たんそを保管ほかんするタンクの容量ようりょうや素材そざいのほか、輸送ゆそう時じの温度おんど設定せっていなどの基準きじゅん作づくりを進すすめていくことにしていて、造船ぞうせん各社かくしゃのコストの削減さくげんにもつなげたいとしています。

液化えきか二に酸化さんか炭素たんそを輸送ゆそうする船ふねをめぐっては、NEDO＝新しんエネルギー・産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう開発かいはつ機構きこうが新あらたに船ふねを建造けんぞうし、10月つき以降いこう、大量たいりょう輸送ゆそうに最適さいてきな条件じょうけんを探さぐるための実証じっしょう実験じっけんを行おこなうことにしていて、液化えきか二に酸化さんか炭素たんその輸送ゆそうの実現じつげんを目指めざす動うごきが活発かっぱつになっています。