Japanese News: 看護師などの冬のボーナス “去年比で3割超の組合で引き下げ”

看護かんご師しなどの冬ふゆのボーナス “去年きょねん比ひで3割わり超ちょうの組合くみあいで引き下ひきさげ”

Dec 1, 2023 19:12

Furigana

医療いりょう機関きかんで働はたらく看護かんご師しなどのこの冬ふゆのボーナスについて労働ろうどう組合くみあいが調査ちょうさした結果けっか、3割わり以上いじょうの組合くみあいで去年きょねんより引き下ひきさげられたことが分わかりました。労働ろうどう組合くみあいは「看護かんご師し不足ふそくに拍車はくしゃがかかり、医療いりょう現場げんばの崩壊ほうかいにつながりかねない」と指摘してきしています。

日本にっぽん医い労連ろうれん＝日本にっぽん医療いりょう労働ろうどう組合くみあい連合れんごう会かいは、加盟かめいする看護かんご師しなどで作つくる労働ろうどう組合くみあいを対象たいしょうにこの冬ふゆのボーナスについて調査ちょうさし、1日にち昼ひるまでに回答かいとうがあった318の組合くみあいの状況じょうきょうをまとめ記者きしゃ会見かいけんを開ひらきました。

それによりますとこのうちの113組合くみあい、率りつにして36％で去年きょねんより引き下ひきさげられていて、そのうちの3割わり近ちかくがおよそ10万まん円えんの大幅おおはばな引き下ひきさげだということです。

最もっとも影響えいきょうが大おおきい組合くみあいでは、去年きょねんからの引き下ひきさげ額がくは1人にん当あたりの平均へいきんで25万まん円えんほどになるということです。

引き下ひきさげの回答かいとうが相次あいつぐ理由りゆうについて、新型しんがたコロナ以降いこう、外来がいらいや入院にゅういんの患者かんじゃ数すうが減少げんしょうした状態じょうたいが続つづいているうえ、コロナに伴ともなう補助ほじょ金きんなどが縮小しゅくしょうすることなどで今後こんごの経営けいえい悪化あっかを懸念けねんする医療いりょう機関きかんが多おおいことをあげています。

日本にっぽん医療いりょう労働ろうどう組合くみあい連合れんごう会かいの森田もりた進すすむ書記しょき長ちょうは「こうした状況じょうきょうでは、看護かんご師し不足ふそくに拍車はくしゃがかかり医療いりょう崩壊ほうかいの可能かのう性せいも出でている。診療しんりょう報酬ほうしゅうの改定かいていがないとケア労働ろうどう者しゃの待遇たいぐう改善かいぜんや人員じんいんを増ふやすこともできない」と話はなしています。