ヨーロッパ各国を巡ってきた巨大な難民人形が海を渡ってイギリスに上陸し、俳優のジュード・ロウさんらに出迎えられました。
シリア難民の少女をイメージした巨大操り人形「リトル・アマル」は、トルコ、シリアの国境から7500キロの道のりを経て、19日、イギリス南部の港町に到着。子どもたちや、難民問題に取り組む俳優のジュード・ロウさんに出迎えられました。
イギリスを目指す難民はここ数年急増していて、今年だけでもすでに1万7000人が到着しています。
「リトル・アマル」の入国は歓迎されたものの、難民を取り巻く実情は厳しく、何年もかけて居住権を得ても、様々な差別にさらされます。それでも、こうしたイベントを通じ、少しでも社会に気付きを与えたいと主催者は話しました。