テスラ株はこの日、前週末比12%高の約1025ドルで取引を終えました。レンタカー大手ハーツがテスラに過去最多となる10万台を発注したこと、高い影響力を誇るモルガン・スタンレーの自動車アナリスト、アダム・ジョナス氏がテスラの目標株価を1株1200ドルに引き上げたことが追い風となりました。
この日の急騰でテスラの時価総額は1兆ドルの大台をわずかに上回りました。これは時価総額1位のアップルの2兆5000億ドル、2位のマイクロソフトの2兆3000億ドルの半分以下となりました。このほか1兆ドル超えの企業としては、1兆8000億ドルのグーグルの親会社アルファベット、1兆7000億ドルのアマゾンなどがあります。
テスラは2010年の新規株式公開(IPO)から12年あまりで1兆ドルの大台に到達しており、過去2番目のスピードとなりました。これより早いのはIPOからわずか9年あまりで1兆ドルに到達したフェイスブックのみです。