「
関西スーパー
マーケット」の
臨時の
株主総会で
阪急阪神百貨店などの
運営会社との
経営統合案が
承認されたことをめぐり、
首都圏のスーパー「
オーケー」が
賛否の
集計に
問題があったとして
統合に
向けた
手続きの
差し止めを
求める仮処分を
裁判所に
申し立てました。
これに対し関西スーパーは集計に問題はなかったとして、対立しています。
先月末の関西スーパーの臨時の株主総会では、「エイチ・ツー・オー リテイリング」との経営統合案が承認に必要な、出席した株主の3分の2をかろうじて上回る賛成で可決されました。
これについて
関西スーパーを
買収する
意向だった
オーケーは、9
日午後、
統合手続きの
差し止めを
求める仮処分を
神戸地方裁判所に
申し立てました。
その理由についてオーケーは、総会を中立的な立場で調べるため裁判所から選ばれた弁護士の報告書に、棄権を意味する白票を投じた株主からの申し出で、その議決権を賛成として扱ったと書かれていて、賛否の集計に問題があったためとしています。
一方、
関西スーパーは9
日、
見解を
公表し、
白票を
投じた
株主は、
当日、
受け付けで
賛成の
意思表示が
記載された
書類を
提出し、
投票の
際にも
担当者に「
事前の
意思どおり
議決権を
行使する」と
伝えていて、
法的に
賛成したものと
判断したということです。
そのうえで「適法性に何らの疑義もない」としています。
双方の主張は真っ向から対立していて、関西スーパーの争奪戦は司法の場に持ち込まれた形です。