青森県三沢市の
アメリカ軍三沢基地に
所属するF16
戦闘機が11
月30
日、
飛行中に
燃料タンクを
投棄し、
一部が
住宅地近くに
落下した
トラブルで、アメリカ
軍が
三沢市に対し、
訓練に
向かう際エンジンの
油圧が
下がり
続けているという
警告が
出たため、
パイロットが
飛行が
困難に
なると
判断して
投棄したと、
説明していたことが
分かりました。
11月30日、青森空港に緊急着陸したアメリカ軍三沢基地のF16戦闘機は、着陸前に燃料タンク2個を投棄し、このうち1個が青森県深浦町の住宅地近くに落下しました。
このトラブルについて1日、アメリカ軍が三沢市に対し「訓練のため基地を離陸して西に飛行している際、エンジンの油圧が下がり続けているという警告が出たため、パイロットが飛行が困難になると判断して、マニュアルに沿って地上の状態を確認したうえで投棄した」と説明していたことが分かりました。
市によりますと、アメリカ軍のマニュアルでは、飛行中にエンジントラブルなどが起きた場合は機体を軽くするために、水面や、家などがない地上に燃料タンクを投棄すると定めていることについても説明があったということです。
このトラブルを受けて、アメリカ軍は事故調査委員会を立ち上げて原因究明を進めるとともに、まだ見つかっていないもう1個の燃料タンクの確認を急いでいます。